|
#author("2018-08-08T13:23:45+09:00","default:kenji","kenji")
スライドショー
2025-10-27 †菜園づくりとクッキングの活動 †![]() 本園の農園での全園児が取り組んでいる栽培活動のよさは何かと聞かれれば、子ども達の気持ちの中に育てることの楽しさと、育つことへの期待感が生まれることだと言えます。今年度は最年少組・年少組は男爵、年中組はメークイン、さつまいも、年長は秋大根・男爵を植えました。職員が植えたのはミニトマト、枝豆で、収穫は全園児が関わりました。 ![]() 時々、作物の生育観察をして成長していく楽しみと収穫への期待が膨らんで行きます。栽培活動の最大の楽しみは、何んといっても収穫したものを食することが出来る点でしょう。大根は夏・秋とも持ち帰り家庭で食して頂くため、一人一人持ち帰り調理して頂いています。 ![]() 収穫した野菜は全園児に食べてもらいたいので、子ども達の好きなそうな料理、例えばいももちづくり、カレーづくりなどクッキングで食しています。菜園づくりの活動で何よりの効果を期待しているのは、好き嫌いを言う子がいなくなることです。「自分が関わった」という気持ちがあるせいで野菜を食べるようになったという家庭からの声があると嬉しくなります。 ![]() 現に今まで食べなかった野菜を、美味しそうに食べる姿を見てびっくりしたと保護者から聞くことがあります。そんな時は本当にうれしくなります。そのくらい菜園活動は、子ども達に良い影響を与えてくれるようです。一方収穫した野菜で「自分たちで料理した」と満足感を味わい、ウキウキした気持ちで食事をする楽しさは、好き嫌いをなくしまうほどの力を兼ね備えています。 ![]() ここに食育の大切さと料理活動の楽しさを学ぶことが出来ます。クッキングには、焼く、蒸す、煮る、炒めるの4種類の方法が多く用いられています。そしてどのクッキングの前でも必ず行うのが、包丁とまな板による下ごしらえです。クッキングの楽しさを知る幼児入門となります。子どもたちが先生の手を借りて、自分で切ったものを美味しく食べている姿を見るにつけ、この体験は健康と食生活を見直すきっかけになってくれればと思っております。 2025-10-24 †めざまし教育~あそびながら知的発達の基礎づくり~ †![]() 本園の特色である「めざまし教育」について説明しておきます。幼稚園教育課程の中でなぜ教材として「めざましあそび」を使用しているのか、その理由は「めざまし教育」を支える「ピアジェ理論」が支えています。ピアジェはスイスの発達心理学者で人間の論理的思考が育っていく過程を多くの観察・実験によって確かめ、体系化しました。そして研究の結果、乳幼児期から青年期の資質・能力の発達過程のメカニズムを解明し、その理論は全世界の教育の基盤となりました。 ![]() ピアジェの教育のねらいは子どもに正しい知識を獲得させることではなく、「考える力」の基礎を育てることにあります。本園はこの理論の上で「めざまし教育」3つの特徴を幼稚園教育の中で活用し大きな成果を期待して行くのです。「めざましあそび」の教材は、3つの教育的効果と成果を有しています。①考えるよろこびにめざめる②つくるよろこびにめざめる③仲間と遊ぶよろこびにめざめる この3つの視点を持ちながら「めざまし教育」に取り組んでいます。 ![]() 今年度の「めざましあそび」の年少組の実践例を挙げると4例で5、6月と9、10月に実施しています。直近の10月の実践例はテーマはシールあそび、ねらいは分類操作の基礎を身に付ける、あそびの内容は、コスモスの花に興味と感心を持ち、花の大小を基準にして仲間分けをする。そのあと何を基準にして仲間分けをしたか、言葉で表現する。というとりくみでした。 ![]() ここでは今実践の総括はできませんが、ものの特徴をとらえて分類することは、子どもの概念を形成するのに大変役立つと考えております。そして言語の発達も期待しています。今年は夏が暑く続きましたので、玄関わきの塀に沿って植えたプランタンのコスモスの花はもう見られません。子どもたちはこの花が咲いていたことに気付いていたでしょうか、3歳児のめざまし実践はこれからも続きます。 2025-10-20 †年長月刊絵本「しぜん」の取り組みと本園のねらい †![]() 年長組では2016年度よりキンダーブック月刊保育絵本「しぜん」を使って、毎号、身の周りの食べ物や科学等、自然の中からひとつのテーマについて深く掘り下げている科学絵本を教材として使用しています。この絵本は自然の仕組みを伝え、こどもの「なぜ?」に答える科学絵本です。この教材の特徴は「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」をもとにつくられています。 ![]() 今回、札私幼公開保育研究会でひまわり組が11月号「かみ」のテーマについてみんなで学び、テーマにある「かみ」を使って自分の作りたいものを自由につくることに取り組んでいます。研究会後も継続して遊びとしての自由製作を続けています。これまで幼年消防発会式に向けてダンボールで「消防車」、地引網では「船」づくりをして楽しんできました。自由時間では、「自由に」紙を使って盛り上がるグループがたくさん見られます。 ![]() 月刊保育絵本の取り組みは今年度で9年目を迎え、ここで、絵本が子どもたちにとって読めば読むほど様々な事に気付いて行くのを覚えます。発見する力、写真や実験方法を見て想像を膨らませ「自分でやってみたい!」と取り組む力等を育んでいます。ワクワクドキドキの体験から未来を切り拓く力を育んで行くことを期待します。本園の月刊誌の取り組みの真のねらいはより「質の高い」教育を目指すところにあります。幼児期は就学前であるからこそ知識や技術の向上だけが目的ではなく、その「基礎となる力」を大切に、学びに向かおうとする「心情・意欲・態度」などの気持ちを高め育てることになると考えて取り組んでおります。 |