
まもなく4月が終わり5月を迎える季節となりました。園庭には鯉のぼりが元気いっぱいに泳ぎ、新琴似の桜の花は今が満開となっています。朝の自由遊びでは、滑り台、ブランコ、鉄棒、砂場、櫓のぼり、展望台、築山滑り、広場などで、子ども達が思い思いに楽しんでいます。4月下旬の少し寒さの残る風の中でも、子ども達は元気いっぱいに体を動かし、はしゃぐ姿からワクワクした気持ちが伝わってきます。

特に園庭の中でひときわ目立つのが砂場での様子です。汚れを気にせず思い切り砂遊びができる環境にある子ども達です。なぜ園庭に砂場を設けているのか、それには教育的な配慮と理由があります。それは、子どもが自分から砂に全身を委ねるようにして遊ぶ姿が見られるからです。この状態は子どもの心を開放させ、精神をコントロールするという発達心理学の考えに基づいています。

やがて子ども達は、その開放感の中から砂で何かを作り、想像し、思考する過程へと進んでいきます。このように、まずモノと一体化し、モノを受容する過程があってこそ、外の世界を深く感じることや、想像すること、思考することが生まれてきます。生涯にわたって豊かな感性、想像力、思考力を育む源は、この砂場遊びの中にあると考えています。子ども達にはこの1年、大いに砂場で遊んでほしいと願っています。