|
#author("2018-08-08T13:23:45+09:00","default:kenji","kenji")
スライドショー
2025-12-11 †子ども達の創造性を如何に育むか?! †~2歳児保育と3歳児保育の保育実践から考える~ ![]() 今、幼児教育に求められているものは何か、また今後の幼児教育のあるべき姿はと問われれば、それは子ども達の創造性を如何に育むかが、これまで以上に大切になって来るのではないでしょうか。ここ十数年、とりわけコロナ禍後、私たちの暮らしは劇的に変化し、デジタル空間は単なる情報探索の場にとどまらず、人と人との交流やコミュニティ形成の主要な舞台となっています。今や多くの人が、一日の大半をオンラインで過ごしています。 ![]() この様な社会の激変の中で幼児教育はどう進めていったらよいのでしょうか。日々保育実践の中で深く考えさせられる場面があります。AI(人工知能)がどんどん発達していく時代に、これまでの知識をいかに活用していくかということよりも、新しいことをいかに創れるかということが大切になってきています。 ![]() このような時代的状況を察知して2018年に新しい幼稚園教育要領が施行され、教育水準の確保、教育活動のさらなる充実、特に強調されたことは「育みたい資質・能力(3つの柱)」です。これは、幼・小・中・高を通して伸びて行くもので、子どもの自発的な活動である遊びや生活の中で感性を働かせて良さや美しさを感じ取ったり、不思議さに気付いたり、できるようになったことを使いながら試したり、いろいろな方法を工夫したりすることを通して育まれるとしています。 ![]() 実際、小学校の学習指導要領では「アクティブ・ラーニング」「創り出せる力」が重視されていますので、幼児教育を進める上で「創造性」を育むことを念頭に置くことが必要となっています。結論から言いますと、私たち教師(保育者)関係者は子どもと一緒に楽しいことを発見できる先生(保育者)になってほしいとの期待感があります。そして幼児期の子ども達には「楽しみ」を見つけていく力に繋げる能力を育むことが、今後の幼児教育にとって大事となってくると考えています。 2025-12-03 †2025・12・3音楽発表会総練習~心に響く合唱と器楽演奏をめざして!~ †![]() 令和7年度の発表会は学年で日にちを分けて開催しています。今年度は最年少・年少はお遊戯、年中は劇あそびで既に11月21日に発表を終えています。今日は年長の部として、音楽発表会総練習(在園児が音楽鑑賞する日)を行いました。学級ごとの合唱・器楽演奏と初めて学級合同合唱に取り組んでいます。 ![]() 器楽演奏ではハンドベルをはじめ、複数の楽器の音色やリズムの重なり合いを楽しみながら毎日練習に取り組んで来ました。音楽――正に音楽は字の如く音を楽しむことだと考えます。もちろんその楽しみ方には様々あるでしょうが、感性豊かな幼児期に、音楽を通してどの子にも感じ取らせたい認定こども園幼稚園としての願いがあります。 ![]() それは、「歌って気持ちいいな」「お友だちと一緒に声を合わせて歌うって楽しいな」「聞いてくれる人がいるって嬉しいな」という感性、協同性、自己有用感などがあるからです。歌唱や楽器演奏を通して、歌ったり演奏したりすることの心地よさや素晴らしさを、幼児・乳幼児なりに感じ取ってほしいと願っています。 ![]() 12・5本番での保護者向け発表会では、一人一人の子どもたちの一生懸命な姿を応援して頂くと共に、その成長ぶりも感じ取っていただければ嬉しく思います。どうぞご家族の皆様で一日をお楽しみください。 プログラム:ひまわり組 ハンドベル&歌 もろびとこぞりて 歌 君はずっと友達 2025-11-28 †みんなで育ててみんなで食べよう! †もっと知りたい!やってみたい!子どもたちの好奇心をそだてよう~ ![]() 第56回札私幼教育研究大会(2025.9.26)で本園は当番園として、テーマ「もっと知りたい!やってみたい!子どもたちの好奇心を育てよう」を掲げて実践テーマに取り組んでいます。この課題の一つ、年中学年ぐるみで取り組む菜園づくりと年中組「ちゅうりっぷ組」の実践を教材ビックサイエンス10月号「いもほり やっほう」と関連付けで取り組んできました。公開保育で「さつまいも」をテーマに実践報告しています。 ![]() 「ちゅうりっぷ組」は当日参加者と子どもたちといっしょに現地農園にでかけ収穫体験をしています。その後、年中組は継続し実践活動を進めています。収穫した「さつまいも」の一部は子どもたちは家庭に持ち帰り、担任は「さつまいも変身」用紙を配布して各家庭での「さつまいもの」の変身を課題として子どもたちに提起しています。この課題は家庭ぐるみの取り組みへと発展し現在各保育室の廊下側の壁に写真付きで丁寧に掲示されています。 ![]() 公開保育で、すでにレポートで報告しているように今年度の菜園づくりの年中組はこれまでのジャガイモに換えて「さつまいも」を植えていました。耕作の段取り、畑の畝はバス運転手さんにしてもらい、さつまいもの苗も用意してもらいました。後は植え付けから観察、雑草抜き、堀起こし、収穫、一部家庭へ持ち帰り調理報告等、いろいろな過程を踏んでさつまいもの保管となりました。 ![]() 成長の過程ではバス運転手には水やりなどの気配り見守り支援等がありました。このように教材「さつまいも」の可能性を保育実践で取り組んできた年中ぐみの取り組みは令和8年度の年長の取り組みへ継続できる可能性を含んでいます。それは幼児期の終わりまでに育ってほしい姿「数量図形」との興味、関心に繋がって行く教育的価値を意味しています。収穫したさつまいもの出合いは重さ比べ長さ比べに繋がる遊びに発展し、それが小学校の算数の基礎概念に繋がって行きます。幼児期には長さや重さに違いがあることに気付いたり、それを比べたりする面白さを味わいながら、数量や図形などの興味や関心を持つことが大切と考えています。 また、焼き芋にして試食する体験にも大きな教育的価値を含んでいます。自分なりのやり方で「さつまいも」に関わり、たくさんの学びと考えを持つ体験が出来たことです。公開保育のテーマとなった実践課題に年中組の統一題材「さっまいも」は適切な教材となりました。今後も主体的、対話的に身近な教材を使い学びを深めていく、本園の子どもたちの持つ可能性は無限となります。私たち保育者も日々好奇心をもって教育・保育にあたって行きたいものです。 |