2025-10-09
2025-10-09
~これからの本園の教育・保育の視点~
=入園を希望する保護者の皆さんへ=

本園は今年度60周年を迎え、これまで地域の幼児教育機関としての役割を担ってきました。この節目の年に子ども達へのプレゼントとして「人形劇団」を招待し、全園児で楽しく鑑賞することができました。特別記念行事として、日本幼年教育会主催の全国幼稚園・保育園・認定こども園見学会を6月に開催し、保育の現状を視察して頂きました。また9月には、札幌市私立幼稚園連合会主催の北区公開園として公開保育を開催しました。7月には、法人役員・PTA代表委員・正規職員合同の創立60周年記念祝賀会を開催しました。

60周年を分岐点として、これからのこども園運営に向けた方向づけを進めています。在園の保護者の皆様をはじめ、これから入園を希望される皆様には、是非お伝えしたいと思っております。(令和8年度入園受付 10/31~)
コロナ禍後、本園は幼児教育・保育の在り方について現状を見直しながら、教育・保育の質向上に努めてきたところです。具体的には、ICTの活用、カリキュラム見直し、職員配置、保育の質を高める実践、職員の処遇改善、環境整備などに取り組んでおります。社会の急激な変化で予測が困難な時代に、未来を担う子どもの育ちを園でどのように支援するのかが問われています。

これからの園の在り方として、3つの視点を重要な課題と考えております。
① 子どもと保護者にどのような価値を提供できるのか
② そのような価値を追求することで社会にどのような貢献ができるのか
③ その価値を提供するためにリソース(資源)・プロセスをどうするか
①についてお話すれば、園で生活する子どもたちの「今」が楽しくて安心できる居場所になっていること、本園の教育・保育方針である「生きる力の基礎」、そして幼稚園教育要領で打ち出されている「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」(10の姿)と子どもの実態を重ね、長期的にどのような力を育てようとしているのか。また、園での遊びや体験保育を通してどう育ちを促し、何を出来るようにさせるのかといった問いを続け、保育を改善し、子どもの具体的な変容を保護者や地域に伝えることが必要となります。
③は、運営の見える化と信頼できる園運営体制です。以上が、本園がこれから歩もうとする視点です。改めて、令和8年度のお子様のご入園を心からお待ち申し上げております。