2025-10-15
2025-10-15
さつまいもの収穫と教材の可能性
~みんなで育てて みんなで食べよう!~

5月に年中組の子どもたちが「さつまいも」の苗を植え、9月に立派に成長した「さつまいも」を収穫することができました。本園にとって、子どもたちが菜園づくりで「さつまいも」を育て、収穫したのは初めての体験でした。地球の温暖化によって、北海道でも立派な「さつまいも」ができることを、子どもたちは学んでいます。

本園の仲良し農園では、毎年全園児が菜園づくりに取り組みます。特に大根は、かつて「新琴似大根」として有名な産地でもありました。夏と秋に収穫したものを、年長・年中組は家に持ち帰り、家庭でどのように調理しているのか、その「変身ぶり」を聞きながら食育の一助としています。

各学年では、ジャガイモ・メークイン・さつまいもを収穫し、クッキングの材料として食育指導に活用しています。また、子どもたちは掘り終えたジャガイモやさつまいもを手にして、「これは重いな」「これは軽いな」「大きいね」「小さいね」などと話しながら、重さや大きさを比べる遊びへと発展させています。これは算数的な基礎概念の形成にもつながる大切な学びです。

幼児期には、長さや重さに違いがあることに気づいたり、それを比べたりする面白さを味わいながら、数量や図形などへの興味・関心を育むことが大切です。さつまいもは、こうした教育的価値を多く含む素晴らしい教材でもあります。本園の子どもたちが持つ可能性は、保育次第で無限に広がります。
収穫した「さつまいも」は現在、熟成中!
さあ、みんなでどうやって食べるのかな? 期待がふくらんでいます。