2025-10-20
2025-10-20
年長月刊絵本「しぜん」の取り組みと本園のねらい

年長組では2016年度よりキンダーブック月刊保育絵本「しぜん」を使って、毎号、身の周りの食べ物や科学等、自然の中からひとつのテーマについて深く掘り下げている科学絵本を教材として使用しています。この絵本は自然の仕組みを伝え、こどもの「なぜ?」に答える科学絵本です。この教材の特徴は「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」をもとにつくられています。

今回、札私幼公開保育研究会でひまわり組が11月号「かみ」のテーマについてみんなで学び、テーマにある「かみ」を使って自分の作りたいものを自由につくることに取り組んでいます。研究会後も継続して遊びとしての自由製作を続けています。これまで幼年消防発会式に向けてダンボールで「消防車」、地引網では「船」づくりをして楽しんできました。自由時間では、「自由に」紙を使って盛り上がるグループがたくさん見られます。

月刊保育絵本の取り組みは今年度で9年目を迎え、ここで、絵本が子どもたちにとって読めば読むほど様々な事に気付いて行くのを覚えます。発見する力、写真や実験方法を見て想像を膨らませ「自分でやってみたい!」と取り組む力等を育んでいます。ワクワクドキドキの体験から未来を切り拓く力を育んで行くことを期待します。本園の月刊誌の取り組みの真のねらいはより「質の高い」教育を目指すところにあります。幼児期は就学前であるからこそ知識や技術の向上だけが目的ではなく、その「基礎となる力」を大切に、学びに向かおうとする「心情・意欲・態度」などの気持ちを高め育てることになると考えて取り組んでおります。













