2025-10-27
2025-10-27
菜園づくりとクッキングの活動

本園の農園での全園児が取り組んでいる栽培活動のよさは何かと聞かれれば、子ども達の気持ちの中に育てることの楽しさと、育つことへの期待感が生まれることだと言えます。今年度は最年少組・年少組は男爵、年中組はメークイン、さつまいも、年長は秋大根・男爵を植えました。職員が植えたのはミニトマト、枝豆で、収穫は全園児が関わりました。

時々、作物の生育観察をして成長していく楽しみと収穫への期待が膨らんで行きます。栽培活動の最大の楽しみは、何んといっても収穫したものを食することが出来る点でしょう。大根は夏・秋とも持ち帰り家庭で食して頂くため、一人一人持ち帰り調理して頂いています。

収穫した野菜は全園児に食べてもらいたいので、子ども達の好きなそうな料理、例えばいももちづくり、カレーづくりなどクッキングで食しています。菜園づくりの活動で何よりの効果を期待しているのは、好き嫌いを言う子がいなくなることです。「自分が関わった」という気持ちがあるせいで野菜を食べるようになったという家庭からの声があると嬉しくなります。

現に今まで食べなかった野菜を、美味しそうに食べる姿を見てびっくりしたと保護者から聞くことがあります。そんな時は本当にうれしくなります。そのくらい菜園活動は、子ども達に良い影響を与えてくれるようです。一方収穫した野菜で「自分たちで料理した」と満足感を味わい、ウキウキした気持ちで食事をする楽しさは、好き嫌いをなくしまうほどの力を兼ね備えています。

ここに食育の大切さと料理活動の楽しさを学ぶことが出来ます。クッキングには、焼く、蒸す、煮る、炒めるの4種類の方法が多く用いられています。そしてどのクッキングの前でも必ず行うのが、包丁とまな板による下ごしらえです。クッキングの楽しさを知る幼児入門となります。子どもたちが先生の手を借りて、自分で切ったものを美味しく食べている姿を見るにつけ、この体験は健康と食生活を見直すきっかけになってくれればと思っております。













