2022-03-11

大好きな年長さんさようなら

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卒園式を間近に控え、お別れ会をしました。

コロナ禍のため、全園児が集まることは出来ませんが、満3歳児クラス、年少、年中、年長組が1クラスずつのグループになって、ジャンケン列車や借り物競争等を通して楽しく交流しました。

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歩きコースで一緒に手を繋いで帰った年長さん、バスコースでお隣に座った年長さん、友達のおねえさんなど、園生活でいろいろリードしてくれた年長さんと思い出が出来ました。

年少組はお花のペンダントを一生懸命作り、憧れの年長さんにかけてあげました。

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ありがとうと、ぎゅっと抱き合いお別れしました。

また、このお別れ会の司会は年中さんです。緊張しながらも年長さんのために一生懸命がんばりました。

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最後には年長組からメッセージと「さよならぼくたちのようちえん」のうたがプレゼントされました。

立派な年長さんの姿をじっと見つめている子どもたちが印象的でした。

2022-01-22

子どもの発達と描画活動~自然の豊かさと描く楽しさを!~

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 3学期の保育が始まりました。年長では久しぶりの登園に少し緊張気味のこども達でしたが、朝の自由遊びでは男の子達は早速ホールでドッチボールを始め、お部屋ではお友だち同士でトランプ、オセロゲーム、木琴あそび、ケプラ、積み木、塗り絵(国旗等)カード合わせ、おはじき遊びなどに夢中になって遊び込んでいます。

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 戸外で遊ぶ子どもたちは園庭に積もった雪山でそり滑り、雪穴づくり、山小屋で雪の造形作り等を楽しんでいます。子どもたちは雪が降るとすぐに戸外に飛び出していくこどたちです。

 まず雪や氷の美しさを全身で感じようとします。保育者も子どもたちのわくわく感に誘われ共感しながらいっしょに楽しんでいます。今年は例年より豊富な雪があり、全身を使って楽しむ環境に恵まれています。3学期は北海道の雪・氷・霜柱等自然との関わりを大切にしながら保育に活かす機会を持ちたいと思っています。

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 年長の設定保育の時間では、冬休みの思い出画(楽しかった思い出を絵で表現)に取り組みました。幼児画(描画)は子どもたちの心の表現活動です。この1月近い冬休みでの長い家庭での生活は、どんな思いで過ごしてきたんだろうか、子どもたちの思い出画からどんなメッセージを受け取ることが出来るか、子どもたちの内面を良く理解する機会とすることが出来ます。

 前にも少し触れていますが、幼児の絵を描く行為を通して、自分の認識を確かめること、ここに絵の幼児教育の大事な役割があると考えています。本園が進めている描画活動というのは、頭と心と手の総合的な働きによる実践活動ということになります。楽しかった、嬉しかった、悲しかった、つらかった等心の有り方、情緒的なものの見方を育てていくことを通して「人間らしい心」を、育てることが大事なねらいの一つとなると思われます。

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 5歳~6歳の年長児の頃になってくる時期は子どもらしい特徴を持った楽しい絵が出現する時期です。なぐり書きの時期には絵だけを見ても何が描かれているかわからないことが多いのですが、この時期になると絵を見ると何を描いているかわかるようになってきます。こども達が絵を描く楽しさが少しづつ伝わってきます。

2022-01-20

地域の皆様・関係者・保護者の皆様

認定こども園新琴似幼稚園園長
今日から3学期始まる!~1年のまとめとして~
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 新しい年を迎えました。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 さて、今日(1月20日)、3学期の始業式を無事迎えることができました。静まり還った園舎にもやっと活気が戻ってきました。通園バスから降りてくる子どもたちの楽しそうな姿が見られ嬉しくなってきます。

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 いよいよ「まとめ」の3学期となりました。始業式はコロナ感染予防に配慮するため最年少、年少、年中は各学級で行い、年長児は短時間でホールに集合し始業式を行うことになりました。初めに園長先生からは新年のスタートの喜び、冬休みの家庭での振り返りなどを、子どもたちと対話しながら3学期の始業の意識を高める場となりました。そして全員で「北風小僧の寒太郎」を歌唱し、新学期に臨む決意を新たにして終わりました。

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 年長児は4月から1年生となります。この冬休みにほぼ小学校の先生との引継ぎも進みました。3学期は短い期間の上に卒園、進級に関する行事が多く、関係者の皆様、保護者の皆様にはお願いすることが多いと思います。特にコロナ禍にあってはご理解・ご協力をお願いことになりますが、よろしくお願いいたします。

 年長児は4月より1年生となります。子どもたちの心には小学生になるという期待と不安が入り混じっていることとなりますので、園として最善の言葉かけに配慮しながら、楽しかった園、卒園しても遊びに行きたいと思い出に残る日々をこの3学期でまとめ上げたいと思っております。

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 また、進級する年少、年中児も、まとめの学期です。今では4月頃の弱弱しい姿を想像することが出来きないくらい、成長を遂げています。この学期を終えた時、子どもたちがより逞しく成長し、進級する喜びを持てるような環境設定を考えてまいりますので、今まで以上のご協力とご支援をお願い申し上げます。

 また、3学期、依然コロナ感染(オミクロン)も増大傾向にあって予測の絶たない状況にあり、大流行の兆しすらあります。ご家庭においても健康管理には十分に留意されますこと宜しくお願い致します。

2021-12-29

地域の皆様、関係者の皆様、保護者の皆様へ

認定こども園 新琴似幼稚園園長
~この1年間コロナ感染症対策にご理解・ご協力ありがとうございました!~
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 あっという間に時は過ぎ、今年も残りわずかとなりました。

 2学期の終業式はコロナ感染対策を考慮しつつ学年別短時間で行う予定でしたが、例年に無く突然の大雪のためバス通園・徒歩通園に障碍、交通渋滞が発生し午前保育のため学級ごとで行うこととなりました。また、冬休みの預かり保育は28日までとし、一端休園し後半は明年1月4日から再開となります。

 開園する冬休みの預かり保育では、園庭に大きな雪山を造り、子どもたちは毎日坂滑りやそり滑りを楽しむことが出来ます。これも用務員さんが、毎年重機を使って子ども達のために事前準備してくれます。この雪山で子どもたちは思う存分遊ぶことができる毎日となることでしょう。

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 さて、新しい年を迎えるにあたり、令和3年度も残り3学期(1月20日始業式)のみとなりました。本園は毎月園だより、学級だよりを発行していますが、ここ1年の学年・学級の実践活動の振り返り、子どもの成長と教育・保育の活動の視点、教師の実践のねらいと指導など記事の一部をご紹介しそれぞれが反省の下で、また、新たな1年の希望が湧きたつきっかけにしたいとの思いで載せることに致しました。

 保育内容と幼稚園の姿勢を少しでも感じとって頂ければ幸いです。皆様にとって良い年になりますようにお祈り申し上げます。

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(最年少満3歳児保育)~集団ゲーム~2021,12,23発行(一部抜粋)

 最近もも組では大人数ならではのゲーム(爆弾ゲーム)(椅子取りゲーム)に挑戦しています。爆弾ゲームでは音楽に合わせてボールをを回し、音が止まった時にボールを持っていた子には自己紹介をしてもらっています。爆弾が落ちないようヒヤヒヤしながらも、自己紹介の際はにやにやしながら楽しんでいます。椅子取りゲームは回数を重ねてきたので、段々座るスピードも速くなり、1位を目指して真剣に参加しています。(笑)1位になれず悔し涙を流す子もいるほど白熱しています。

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(年少3歳児保育)~めざましあそび~2021,12,23発行(一部抜粋)

 2学期は「あかとんぼ」「絵カードあそび」「こびとさんのおうち」の3単元に取り組みました。その中でも絵カード遊びでは動物、果物、乗り物の3種類の絵カードを使ってシルエットに合ったところにパズルをはめたり、2セット使って神経衰弱のようにして遊んだりと様々な遊び方で楽しみました。「こびとさんのおうち」では三角のパズルを動物たちがこびとのお家にたどり着くように様々な方向に変えて道を作って遊びました。「子ねこのトラちゃん」から、「こびとさんのおうちに行けるように道を作ってほしい」という内容の手紙が来てそれを見た子供たちは「地図を作って助けてあげなちゃ!」とやる気満々で取り組んでいましたよ☆道筋も色々で、子供達は同士で出来たものを見せ合ったり、「こういう風にしました。」と前に出て発表したりしました。

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(年中4歳児保育)~ビックサイエンス「うどん」~2021,12,9発行(一部抜粋)

 ビックサイエンス「うどん」のテーマに沿って、ごっこ遊びで使えるように湯切り、うどんの麺、トッピングの海老の天ぷら・かきあげ・卵・ねぎ・人参などの「うどんセット」を用意しました。手際良くうどんを茹でて、具材を包丁で切り、タッパーをお弁当箱にしうどんを詰め込みます。「どのトッピングのせるの?」「ねぎ頑張って食べてね。」と言いながらランチマットでお弁当を包み、うどんのお弁当を持った友達を「いってらっしゃい!」と見送るなど、「お家でこのような会話があるのかな~」とご家庭の温かさが垣間見れ、また子ども達の観察力に驚かされました。クラスの取り組みでは、うどんを表現した製作をしましたよ。うどんの汁は、だし汁とカレーを選び、様々な具材を載せました。中には、丸亀製麺をイメージし、別皿にかきあげをのせたり、うどんと一緒に食べるおにぎりを描く子もいましたよ。自分で自由に選ぶものがたくさんあり、とても個性溢れる美味しいそうなうどんが出来上がりました。

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(年長5歳児保育)~親子レクリエーションへの参加ありがとうございました!~2021,12,9発行(一部抜粋)

 (前文略)・・・自己紹介の場面では、ご家庭での様子をお聞きし、子どもたちの幼稚園とは違った一面を知ることができ、私にとっても貴重な時間となりました。保護者の皆様、お忙しい中、親子レクレーションに参加して頂き有難うございました。レクリエーションでもお話しましたが、卒園まで残4カ月となりましたが、幼稚園生活が楽しかった!と思ってもらえるよう、一日一日大切に過ごしていきたいと思います。2回目の面談も終わり、3学期は希望面談となります。何か気になること、ご心配なことがありましたら、いつでもご連絡ください。よろしくお願い致します。

 ※学級通信の一部をランダムに掲載しております。良いお年をお迎えください!

2021-12-22

楽しいクリスマス会開かれる!~優しい心と思いやりで過ごしましょう!~

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 はく息が白くなって、本格的な冬がやってきました。12月にしては思いがけない大雪が積もっています。子どもたちは園庭の雪山で楽しく尻滑りや雪遊びを楽しんでいます。

 今年度は冬至に当たる日に、学年ごとでクリスマスの集いがホールで開かれました。園長先生や副園長先生のお話のあと先生と子どもたちで楽しいゲームをして過ごしました。

 終わりに近づくとサンタさんが登場し、子どもたちに優しい心のプレゼンが渡され、嬉しさ満面の笑顔で受け取りました。サンタさんと記念写真を撮りその後学級ごとで楽しくクリスマス会が開かれています。

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 クリスマスは、西洋の行事ですが、サンタクロースが世界中の子供たちにプレゼントを配るという素晴らしいメルヘンの世界と一緒になって、今や宗教の別を問わず、日本・世界の行事として生活の中で定着しているものです。

 園のクリスマス会は2学期の締め括りとして、これまで 集会形式で行って来ました。コロナ禍で全園児が集合して行うことが出来ないことで、今回も学年ごとで短時間で行い、その後クラスごとでクリスマス会を行いました。

 これまでは園児のお父さん等に参加して頂きサンタさをお願いすることもありましたが、これが叶わず今回は用務員(バス運転手)さんにお願いすることになりました。学級ではクリスマスの歌、ゲームなどを楽しんだりして過ごしていました。

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 園ではクリスマスのお祝いの意味を込めてお昼のお弁当に特別メニューを頂きました。当園はクリスマスの本来の在り方を求めつつ、恵まれない子供たちにプレゼントをしたセントニコラスという人がサンタクロースの働きを知り、この行事を通して、優しい心、人を思いやる気持ちを持つ人になるよう子ども達に話し聞かせて行きたいと思っております。

 園生活も2学期の締め括りの日が近づいています。この時期でなければ味わえない経験をさせながら、やがて新しい年と共に訪れる園生活総仕上げの時期へのしっかりした土台となるように、子どもたちの心を温かく育てていきたいと思います。

 12月の園だよりにあるように今月の主題は・親子レク・お餅つき大会・クリスマス会です。

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 12月17日(金)に感染予防策を取りながら、全学年分散形態で餅つき大会も無事、楽しく行いました。米をもちにして食用にする日本人の風習と知恵を伝える事も大切です。

 それは餅が出来るまでの過程を子供たちに知らせるためにも、園ではウスとキネを使って餅つきを行いました。また、餅をつく大人の様子を見せたり、年長には実際に子供用杵を持たせて餅つきをさせました。

 今年はコロナ禍のため先生たちで、出来上がったもちを丸めたり、きなこ、しょう油付けすることになりましたが、子どもたちにとっては少し楽しみが少なくなりましたが、餅つきの体験ができたことは大変良かったと思います。みんなで美味しく食べることが出来たこと、みんなで餅つき応援での掛け声が出来たこと等、良い思い出が沢山できたことでしょう。

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 親子レクに続き、餅つき大会が終わり、2学期の締め括りとしてのクリスマス会が終了しました。園児たちはどの学年も、これまでクリスマス会に向けて熱心に集中して描画・壁画・装飾製作づくりや環境づくりに取り組んで来たといえます。

 園では園舎にイリミネーション、園内にはリース、クリスマスツリーなどにも合わせて取り組んできました。1年に一度の楽しいクリスマス会が無事終了できたことは、来年に繋げるお祝い会となったようです。

メリークリスマス!

2021-12-08

全学年親子レクリエーション交流会を終えて~行事のあり方を見直し子どもたちの主体性を引き出す~

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 地域に根ざした幼稚園型認定こども園(学校)にとって、保護者との連携は園運営にとって基本的な土台です。地域住民の視点も含めて、地域で共に子育てを進めていくという視点から園としての連携の在り方が今後も問われています

 。子どもたちは幼稚園(学校)だけで育つものではありません。学校・家庭・地域社会の中で、友達・教職員・保護者・地域等の様々な方々と関わり、自分とは異なる価値観に触れ、多様な人々と協働しながら、社会的変化を乗り越えていくための基盤・土台となる「人間としての生きる力」を身に付けて行きます。

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 しかし今日、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、従来の園運営が見直しに迫られ教育・保育現場に不安や戸惑い・混乱が続いてきました。このような状況にあって本園は、園と保護者を繋ぐ新たな取り組みが求められていました。特に保護者が孤立しやすい状況にあって子育て支援の必要性が高まっていました。コロナ禍で試行錯誤しながらも「保護者との連携とコミュニケーション」の大切さを感じながら、園行事の在り方として「親子レクリエーション交流会」を実施することでコロナ禍で顕在化しているその課題を克服するため、小さな一歩を踏み出したのです。

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 11月から12月の約1月の間に年長組から最年少(満3歳児)までの10クラスを分散型で「親子レク」に取り組んできました。「立派な姿」ではなく、子ども達の日頃の「リアルな育ち」を伝えること、保護者との連携で園を活性化すること、教師・保護者の交流と語らいを深めることを通して、園と保護者が共有する課題を明らかにする場づくりでもありました。

 初めての親子レク交流会を通して幾つかの成果を感じています。まず、何よりも子どもたちに沢山の笑顔を見ることが出来たこと、次に保護者が笑顔で参加してくれたこと、そして教職員と保護者がお互いに笑顔で話したり、一緒に参加している姿を子供たちに見せることが出来たことでした。

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 親子レク交流会の取り組みを通して私たちが学んだことは、保護者との連携と交流の大切さです。子どもたちの笑顔がありました。それを実現するのは教師と保護者です。笑顔は幸せにつながります。保護者との連携と対話が大切なことが判りました。

 子どもたちの笑顔のために取り組んだ「親子レク」交流会は人との距離が離れる今だからこそ精神的な距離を近づける良い機会となりました。

2021-11-30

子ども等に強くやさしく生きる力を!

認定こども園新琴似幼稚園園長
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 2年近く続くコロナ禍に遭っても、園の理念を守り、新しいツールを活用しながら令和3年度の運営方針は進められています。

 私たちは「人間として生きる」力の形成、それは人格形成に目を向けた子どもの社会性をどのように捉え、どんな社会性がどんな道筋をへて促されていくか、子どもたちの現実の姿と保育の姿に学んで明らかにしようと努力してきました。表題に掲げた「強くやさしく生きる力」とは仮説的なものですが、これからの子育てのあり方をお話することになります。

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 私たちは、子どもたちの社会性の質は、仲間同士の「かかわり合う活動・行動」のなかで培われていく「かかわり合いの意識」の質だと考えています。令和3年度の掲げた園運営理念・目標とテーマ6つの心「人・遊び・学び・自然・家庭・地域」とのつながりを大切に子どもが育つ環境づくりはこの意味を指しています。

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 「かかわりある活動」「かかわりある行動」やこれ等の中で育まれる「かかわりの意識」は、子どもたちが、生まれ育っている地域の文化を、豊かな遊び・学び、活動、仲間づくりの生活の中で享受・創造することを土台に形成されて行きます。このような観点に立って今後も園運営に取り組んで行きたいと考えています。

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 コロナ禍が続く中であっても、私たち人間の生きる知恵は確実に働いています。子どもたちの発達保障に向けた園での行事内容や場所等知恵を出し合い再考しながら新たな取り組みを進めています。

 11月から始めて12月にかけて実践している学年・学級別親子ふれあい交流レクは今こそ保護者との信頼関係を強め、困難を乗り越える取り組みとしたいと考えています。一人ひとりの保護者と率直にやり取りできる関係づくり・環境づくりが求められています。

2021-11-11

子どもの「リアルな育ち」を伝へ保護者の理解へとつなげる~親子レクリエーション始まる!(年長の部)~

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 ウイズコロナの今だからこそ、子どもの育ちのために「親子レクリエーション」と「保護者とのコミュニケーション」の取り組みが必要となっています。時期を得て、11月中に園内で開催することになりました。

 「立派な姿」ではなく、子どもの日常の「リアルな育ち」を伝える事で、保護者の理解へとつなげて行きたいとのいうのが、一つの大きなねらいであります。そしてアフターコロナを見据えて、この行事の開催もその延長戦上に位置付けて、子どもの主体性をどう引き出せるかも教師・保育者の指導のねらいとなります。

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 これまで感染防止の観点から様々な制約があって保護者の保育参観、誕生会や園行事などへの参加は控えておりました。この機会に、保護者との対面・対話を増やしながら、子どもの育ち、子の活動の様子などを公開し、合わせて参観して頂き、これまでの電話、端末配信、制限付きの個人懇談等から一歩でも前進させ、親子による協働参観日を実施することを進めて行きます。

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 コロナ禍の保育現場では、これまで試行錯誤しながらの毎日でしたが、園行事・保育のあり方を見直し模索しながら工夫して取り組んできたことは今後の指導に大きな自信を得る機会となりました。10月半ばになり、感染が急減し予防策をとることで、ようやく園内に薄日が差し、保護者を園内に迎い入れられる環境がほぼ整って来た頃と考え判断したのです。

 今回、全学年順次進める「親子レクリエーション」は園内ホール全部を使って実施することになりますが、「親子レク」は年長にとって約2年ぶりの取り組であり、親子全体での顔合わせ、自己紹介、親から子を見た成長振りのお話等は、ほぼ、初めての対話、対面での出会いとなる貴重な時間でした。やっと顔合わせでクラス連帯感を感じることが出来た一齣ではなかったかと思います。これまでコロナ禍で、容易に園内に入る機会が少なかった保護者にとって、子どものリアルな姿をこの目て直に参観できる機会となりました。

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 全国的に感染拡大が止まり、10月後半から予想を超える速さでコロナ感染の急減下になり、密閉、密集、密接の「3密」も少し緩む動きが広がりつつあります。しかし、このまま収束するとは予想はできませんが、次の6波の到来も事態に備えて置かなければならない現実もありますが、年長組にとっては幼稚園生活も残り数カ月という短い園生活となっています。

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 これまでの幼稚園生活を少しでも取り戻し、実りある取り組みにして行きたいとみんなは思っています。担任の先生のコメントは子供たちはこのレク交流会を大変楽しみにしていた事、全員参加で少し緊張はしていたが元気な朝の会の様子、お母さんと楽しいゲームが出来たこと、これまで参観日が無かったことだけに、いつもの姿を見せることが出来たという感想をもらっています。

 「親子レク」交流会は、親子にとって園生活の貴重な思い出の一ページとなっただろうと思います。

2021-11-01

月刊絵本「しぜん」の取り組み~待ちに待った札幌青少年科学館バス見学やっと実現!(年長)~

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 年長組は2016年度より月刊誌「絵本」としてキンダーブックの「しぜん」を使った取り組みを行っています。毎号、食べ物や科学等、身の周りの自然の中からひとつのテーマについて深くほりさげている科学絵本で、特徴として「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」をもとに作られています。細部までリアルなイラストと写真が載っており、子どもも大人も楽しめる内容になっています。

 毎月絵本を用いて実験や体験、製作、書き取り等を考え、子供たちと楽しみながら取り組んできました。9月の上旬に計画していた青少年科学館見学はコロナ禍で延期となっていましたが、幸い10月に入ってやっと緊急事態宣言が解かれて、貸し切りバスで見学の運びとなりました。嬉しさいっぱいのこどもたちです。

 10月29日(金)各自弁当を用意して出掛けることになり、会館の会議を借りての昼食となりました。見学の事前準備のためにグループづくりや科学館シールラリーの説明を受けながら見学に臨みました。

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 科学館でのテーマは「見て・触れて・考える」なぜ?どうして? わくわく、ドキドキ感を覚える科学を体感する良い機会とすることでした。当園は、いま、子供たちに「科学遊び」について独自の「発達カリキュラム」を設定し取り組んでいます。これからの日本が生きて行く上で資源の無い国であるだけに科学教育、科学技術の振興が大切です。

 この40年、日本はIT技術、産業技術が先進国から大きく立ち遅れてしまいました。資源問題、環境問題、食料問題など様々な広い分野で発展させなければならない時代を迎えています。幼児教育からすべてが始まります。科学大好きの子供たちをたくさん育てることがこれからの幼児教育の使命であり方向性です。2021年9月号「ちきゅう」では、「たいようけい」のこと、「ちきゅう」のことについて学んでいます。

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 世界は今、協力して活動を続けてる目標SDGsについて実践する時代となっています。11月号「うごく」では、「ちから」がはたらくと「うごく」こと、こまが回る、だるまおとし、ハンカチ引きなど「かんせいのほうそく」について学でいます。

 また、おはじきあそびによる「うんどうりょうのほうそく」についても学び、ボールを使って斜面ブロック遊びから「まさつ」のこと、「とうそくうんどう」のこと、「かそくうんどう」のことなどを実験で確かめあいながらあそんでいます。

 そとむきの 「ちから」については、バケツにボールをいれてふりまわし,[えんしんりょく]を確かめ合っています。また、なぜ、りんごが木から落ちる現象やジェットコースターのうんどうについても考える時間となりました。

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 こどもたちにとって身の回りに起きる」自然」現象について考える良い時間となり、これらの発見を紹介する人物についても触れる機会になりました。絵本を通して子ども達は読めば読むほど様々なことに気付いて行きます。発見する力、写真や実験方法を見て想像力を膨らませ「じぶんでやってみたい!」と取り組む力等を育んで行きます。

 これからも子ども達と楽しみながら絵本の活用を有効に活かし学びを深めていきたいと考えています。今回、グループで行動しながら、科学を体験しながら楽しむ事ができた年長組の学びのグループ別見学活動でした。

2021-10-23

ハロウィンに向けて~子どもたちに伝えたいこと~

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 ハロウィンは10月31日(日)に行われる外国のお祭りですが、今では外国文化も独自な形で日本に定着しています。いろいろな問題を抱えているお祭りですが、園では本来の文化行事を子供たちにその趣旨をしっかり伝えて行きたいと考えております。

 仮装してお菓子をもらう、楽しいお祭りごっこですが、外国のお祭りを知ること、お友だちと仮装して楽しむ事、秋の収穫に感謝する心を育てる事などハロウィン本来の伝承に添ってごっこ遊びを展開できたらと思っております。

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 10月の中旬に入って全学年ハロウィン製作に取り組んできました。最年少組(満3歳児)はカボチャ作りを通して紙芝居でハロウィンの由来を学び、カボチャの顔パース選び、のり、はさみの工夫と使い方について学びました。また、絵具あそび、お化けのスタンプあそび等に親しみ。造形作品はお部屋の壁一面に飾り華やいだ雰囲気を作り出しています。今ハロウィンに向けてかばん、マントづくりに取り組み、出来上がったマントを身に付けて園内を散歩し満足そうな面持ちで楽しんでいます。

 年少組もハロウィンの由来について学び、お化けの形スタンプ、お化けカボチャ壁面づくりに取り組みました。子どもたちが大変楽しみにしていることはハロウィンマントづくりです。どのクラスも、色とりどりのマントづくりを楽しみにして出来上がったマントを早速身に付け意気揚々と園内を歩きまわり、楽しんでいます。

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 年中組ではハロウィンバックづくりに一工夫しながらクラスごとに特色ある取り組みとなっています。年長組は最後のハロウィンごっこ遊び、お面づくり、衣装づくりに力を入れて製作づくりに取り組んでいます。ポリ袋を使い、カボチャ、デビル、骸骨、ねこなど自分たちで考えて楽しく製作に取り組んでいます。

 ハロウィン当日に向けて、何回も衣装を着てはパーティを開き喜んで過ごしている毎日です。このようにハロウィンに向けて製作づくりを中心に取り組んできましたが、ここで忘れてならないことは、本来のハロウィーンについても子どもたちと取り組むことも大切です。それは私たちの命を支える食料の問題です。そしてそのことは幼児教育にとって大切な学びの始まりとしなければなりません。幼稚園教育の大事な課題となることです。

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 一方でハロウィンは「食育」の機会となります。地引網体験による海の幸(お魚)について、全職員ぐるみで取り組んで来た菜園づくり(野菜の種まき、観察、収穫、作業)について、クッキング(食物の調理)の取り組み、ぶどう狩り体験、新琴似大根、じゃがいもなどの収穫作業の実体験などを食育として取り組んできたこともハロウィンに繋がります。

 人類が持続可能な地球環境をどう守るか、世界的に大きな社会問題であり教育問題でもあります。食料の確保、生産活動、食生活について幼児期から身近な事柄として、しっかりと学ぶ機会を持って取り組んで行かなければならない課題と考えております。

 コロナ禍に遭っても健康と命を守る取り組みを子供たちと共に楽しみながら取り組んでいるところです。地域の関係者の皆様、保護者の皆様には日頃からご協力・ご理解ご支援に心より感謝申し上げます。

2021-10-07

10月の「めざましあそび」(年長)の取り組みについて~ピアジェ理論と幼児教育をめざして~

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 10月のテーマは「できるかな?」

 ねらいの一つは、輪郭の形を見て全体像を想像したり、大小さまざまな大きさの3角形を組み合わせて全体像を作るあそびを通して図形概念を育てること。

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 2つ目はいろいろな図形シルエットの中に三角カードをはめ込むあそびを通して形態への感覚を養い、図形概念をそだてること、この2つの概念の育成と学びにこそ幼稚園教育における重要な役割となります。

 幼児教育における論理ー数学的知識と空間~の概念形成は小学校教科指導の基礎概念に継続して行くことになります。めざまし教育は、ピアジェ理論と幼児教育の実践を進める上で子どもの主体的な活動を支える教師の役割は重要となります。

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 足りない事やできない事を取り上げる減点方式で、ついつい、子どもの活動を捉えがちになってしまいがちですが、「ありのままの子どもを認めていくこと」から、はじまり、「子どもが今持っている能力を使って、自分で考えること」が出来るように、環境を整えていきたいと私たちは考えています。

 「できるかな?」の事例実践でのあそび内容は、いろいろな大きさの三角形カードをあれこれと動かしながら、どうしたら輪郭の形に合致した形が作れるかを考える「あそぶ」ことになります。

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 一方、いろいろな大きさの三角形のカードをいろいろ組み合わせ、動かしながら考え、図形シルエットと同じ形をつくって「あそぶ」ことになります。 これまで年長が取り組んで来た「めざましあそび」の実践課題は発達段階である前操作期(2歳児~7歳児)に分類、系列化、数概念に至る発達的過程を踏んで行くことになります。

 実践上多くの課題がありますが、幼児発達カリキュラム(幼稚園教育課程)は本園の教育実践において重要な柱の一つとなっているのです。

2021-10-05

10月は躍動の時期、園外保育に取り組む~行動範囲を広げよう!~

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 緊急事態宣言が解除された10月1日(金)は「秋のわくわくレク」が園庭で開催された日に当たります。今年度は6月「春のわくわくレク」に継いで2回目となりました。

 父母には、少し安ど感を持って園内に迎え入れることが出来ました。(一家族一名参加、ご家族には今回も動画配信で)もしコロナ禍がなければ、きっと広いグランドで地域ぐるみ・家族ぐるみで、にぎやかな秋の大運動会となっていたことでしょう。

 とにかく100年に1度の事態に遭遇したコロナ禍です。私たちは、この難局を2021年度も子供たちと共に過ごしています。昨年同様に園行事は感染予防対策を講じながらも、いろいろな工夫を凝らしての1年半だったと言えます。そして地域関係者、保護者のご理解とご協力もとで進める事ができました。今回も引き続き、コロナ禍の中で、従来の園行事とは異なる対応となりました。

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 これまで新しい生活様式によって私たちの幼児教育・保育の原則が揺らぎ、危うい状況にもあります。それは、「3密」が日常化し生活の美徳となっていることです。幼児教育・保育を進める上で、ことごとく合い対立する点です。

 それは、何かを「する」ことではなく、何かを「しない」ことの要請と読み取ることが出来ます。乳幼児の保育・教育を進める上で「スキンシップ」は欠かせない育児行為だからです。これは、全人格形成になくてはならない大切な育児行為の一つであるだけに、否定的な要素となってきている点です。このように現状は依然として厳しい教育・保育環境にあると言えます。

 一方、日常的にマスク装着の問題は教育・保育の営みにとっても、大きな障碍となっている点をお話しなければなりません。顔面の半分をマスクで覆われると子どもの表情は良く捉えられなくなることを、これまで実感してしているところです。

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 子どもの意思表情、喜怒哀楽は半減し、子どもの気持ちや声もよくくみ取ることも難しく、肉声の音声も感じ取ることが困難になる場合が多くあります。以前、生の声を聞いていた子ども達の歌声はマスクをしての響きに変り、明らかに大きな感触感の違いを覚えています。どうしても不自然な歌声としか響いてこないのです。人の感性をくすぐる純度感として伝わってこないのです。

 2021年度も半年が経過し、10月に入ってやっと5波の感染数も激減したところですが、今回やっと緊急事態宣言から解放されましたが、まだまだ予断が許せない状況にあることも感じています。ウイズコロナの時代を迎えていることは事実でしょう。

 10月は秋の深まりと共に子ども達にとっても飛躍する大切な成長敏感時期を迎えています。最年少組(満3歳児)公園バス遠足、年少組動物園遠足、年中組は教材に繋がるバス遠足、年長組は青少年科学館へと園外保育、バス見学を予定しています。

 北海道の10月は秋の深まりと共に気温の変化が激しくなり朝夕は肌寒い日もありますが、健康で明るい生活を過ごさせたいと思っております。

2021-09-22

2021秋のわくわくレク~10月の行事迫る!学年分散短時間30分・家族保護者1名参加・ライブ配信で観覧準備!~

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 園庭の花壇にはサルビアやマリーゴールドなどの花が咲き、境内の楡の木、プラタナス、イチョウなどの葉は少し色づき始めています。1年でこれから、さわやかな、快い季節になって来ました。園庭では、短い時間ですが、マスクを限定的に取り外し(強制的ではありません)元気に遊ぶ子供たちの姿にも、意欲的な雰囲気が満ち溢れています。

 まだ緊急事態宣言下にありますが、北海道、札幌の感染者数は大幅に減少し、ワクチン接種率も高齢者(65歳以上)は90%近くになりました。また、15歳以上の接種率も1回目の方は60%に達しており予防対策は進んでおり油断はできませんが、少しずつ安堵感を持ちつつあります。

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 さて、園ではこのようなウイズコロナの下で、9月の秋分の日を境に、これからの豊富でバラエティーに富んだ秋の自然に触れる機会を持ち、大いに親しませ豊かな生活体験をより広げてあげたいと思っていります。

 今子供たちは、2021秋のわくわくレクに向かって、先生や友達と力いっぱい練習をしている子ども達の瞳は、生き生きと輝いています。このエネルギーが、ひとりひとりの生活への自信につながり、遊びも発展し、学びとなって育ちに繋がるものと思います。心身共に充実した生活を過ごしてほしいと願っております。

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 コロナ禍の下で、園は可能な限り感染予防対策を講じながら、地域の関係者・保護者の方々のご理解とご協力の中で子ども達の最善の利益となるようなこども園運営を今後も進めて参ります。地域関係者の皆様、保護者の皆様のご理解とご支援をよろしくお願いお申し上げます。

2021.9.22 園長

2021-09-06

めざましあそびの保育実践を通して~私たちの教育・保育の姿勢と態度について~

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 創立56年目を迎えている本園はモンテッソーリ教育の実践と並行してピアジェ理論に基づくめざまし教育を10数年に亘って取り組んできました。

 モンテッソーリの「新しい子ども像」は子どもの姿を科学的な観察によって発見しました。ピアジェは教育の分野に新しい視点ををもたらし教育改革の推進に大きな役割を果たしています。彼の教育理論は活動主義の教育方法の一つです。それは、固定的な知識を注入するだけの従来の座学教育から子供の自由な自発的な活動を重んじる教育理論を構築したものです。

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 平成29年3月に告示された「幼稚園教育要領」「小学校指導要領」「中学校指導要録」「高等学校指導要領」の改訂の根底にはピアジェ理論が大きく影響していると思われます。本園では、幼児は「あそび」体験を通して総合的な学習「めざまし教育」を具現化した活動として教材「めざましあそび」を活用してきました。

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 今日まで「めざましあそび」による保育を実践する上で重要と考えていることは、子ども達に対する教師(保育者)の姿勢と態度です。第1は子ども達が自由に活動できる雰囲気の中で展開されること、決して強制されていると感じさせるものではないということ。第2に、子ども達が心行くまであそびに没頭できるようなゆとりのある場を設定し、必要に応じて知識を手解きするようにしてやることです。第3に、教師(保育者)からの暖かい眼差しと支援が不可欠であり、一切を子供に任せて教師(保育者)はただ手をこまねていては子どものあそびを傍観していてよいというものではありません。

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 すべての教育・保育の原則は、教師(保育者)は子どものレベルまで降りていって、一緒に遊ぶ、一緒に考え、一緒に感動をしながら、一人ひとりのあそびを見極め、一人ひとりの心を読み取って、こどもの特性を深く理解することが大切です。大変難しい課題を背負っていますが、この課題を克服することによって、子ども達は教師(保育者)に強い信頼感を抱くようになり、安心して保育を進めることが出来ます。

 9月の実践事例は最年少(満3歳児)ぽこぽこ、年少(3歳児)ハイポーズ、年中(4歳児)動物園を作ろう!年長(5歳児)パズルあそびに取り組んでいます。

2021-09-04

新型コロナウイルス対策~全教室にクーラーがつきました!

 創立50周年で建て替え、早6年目を迎える園舎です。耐震設計されており震度7にも耐える建物で鉄筋コンクリート造、気密性も良く冬は暖かい構造になっております。しかし、温暖化により、北海道の気候が変わってきています。熱中症対策として建築後に少しずつ冷房設備を増設していきました。

 3度目の増設工事により、2学期から1Fめろんぐみ、みかんぐみ、いちごぐみ、すずらんぐみ、給食室と全教室にクーラーが付き快適な環境作りが進みました。感染対策として、体温調節がうまくできない(気づかない)幼児が室内では常にマスクを着けて生活している中、1学期は教師が常に気遣う中お水を飲んだり、涼しい部屋に行き活動したりと工夫して過ごしてきました。2学期より快適に保育時間をすごしております。

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 また、感染症拡大防止対策として毎日消毒作業を行っております。おもちゃは少しでも密になりにくい様買い足して複数のおもちゃ箱に分けて使用したり、種類を増やして少しでも分散して使ったりと工夫しています。 今年度もPTAから感染予防対策として寄付をいただきましたので、みんなで使えるおもちゃを購入させていただきました。毎日消毒する為、おもちゃやテーブルなど一部傷んできたものもあり、ありがたい限りです。この場をお借りして感謝申し上げます。(しかし、数の多い分、消毒は中々大変な作業です・・・)

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購入したおもちゃの紹介を紹介いたします。

“ワミー”
年中~年長児向けいろいな立体物が作れます。
冠、指輪、大きなボール、プリンも!

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コロコロコースター
年少~年長児向け
ちょっと難しいけれど、高さも出せるようになってきました。

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“メカマンブロック”
増量しました。今までより大きなものを作れるようになり、遊びの世界も広がっています。ました。お友達と分け合って使うこともあります。
最近の流行は、大きなコマやカッコいい剣を作る事です。

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おままごとも全館新しくなりました。
男の子、女の子問わず大人気です。
ハーレークイーンシリーズは、子ども玩具用の丈夫なプラスチックを使用しており、壊れにくく長持ちするものを選んでいます。

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2021-08-26

緊急事態宣言を受けて~園は8月27日より9月12日まで午前保育で臨む!~

地域関係者・保護者の皆様へ
認定こども園新琴似幼稚園園長
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 地域の皆様に於かれては、日頃こども園の運営に当たって大変ご協力ご理解を賜り感謝申し上げます。

 さて、全国的な規模で新型コロナウイルス感染症(デルタ株)の蔓延が拡大進行し先行きの見えないなかで、誰でもが恐怖と不安の中で過ごす毎日となっております。本園は8月20日(金)から再開した2学期もこれからという矢先に、国のまん延防止措置から緊急事態宣言へと切り替わる事態となり、園としてのコロナ対策の方針を打ち出すこととなりました。

 8月27日(金)~9月12日(日)の24日間を緊急事態宣言期間と並行して午前保育で臨むことに致しました。この決定には職員間の話し合いはもとより保護者、関係者の意向も考慮に入れての決定と考えております。

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 決定に至る理由は全道・札幌市内を始め札幌市内の身近な小学校、保育施設等で学級閉鎖、休園などが起こり始める傾向があること、今回の変異株(デルタ株)は非常に感染力が強く子どもにも感染が広がって行く可能性が十分にあること、また保育室内での保育集合(長時間の頻度)、給食時の密等を避けること(黙食は励行している)感染リスクを少なくすることなどが主な必要な理由となります。子どもたちの育ち(学び)を止めないために今できる最善策は何か、じっくり安全対策を考慮して行きます。

 本園としては出来る限り最悪の休園とならないよう見通しを持って万全策を模索して行きたいと考えております。いずれ、国(文部科学省)、道、札幌市(教育委員会)から学校、幼稚園への諸要請がくることでしょうが、本園としては感染拡大が広がることをくい止め、コロナ対策の一策として独自の判断と致しました。

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 今、教師・保育者にとって耐えがたい課題の一つはこれまで3回の緊急事態宣言を受けて自粛要請されている「生活様式」であります。「3密」が生活の美徳となっていることです。これは何を意味しているかという問題提起です。何かを「する」することではなく何かを「しない」ことの要請と読み取ることができます。

 幼児の育ちに必要なスキンシップは人間の人格形成になくてはならない大切な育児行為であることを考慮すると、育児行為が厳しい環境にありますが、常にこのことを忘れないよう幼稚園教育・保育に当たって行きたいと考えておりますので皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。

2021-08-17

コロナ禍における預かり保育の取り組み~試行錯誤の実践を2学期の保育に活かす~

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 幼稚園型認定こども園は、7月21日(水)から始まった夏休み預かり保育も8月19日(木)を持って間もなく終了となります。8月20日(金)2学期始業式(午前保育)を迎え平常保育に戻ります。8月17日(火)までの利用者は新2号認定、2号認定児を合わせて毎日約50名近い子どもたちが利用してきたことになります。この間、保育を必要とする子供たちに預かり保育・2号認定児の保育が進められたことになります。

 今年度は例年になく暑い日が続き、保育にあたる教師も様々な工夫をしながら保育に取り組んできました。毎日30度を超える酷暑をどう過ごすか、また、まん延防止下にあるコロナ対策を考慮しながら子どもたちの安全と安心をどう進めるか、最善の活動計画を立てて取り組んできました。

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 まず暑さ対策として熱中症に対する丁寧な取り組みがありました。午前の預かり保育は年齢別の縦割り保育が中心で、主に近隣公園あそびでマスク装着の取り外しのタイミング、水の補給時間の設定、帽子(サンカット)の着用、日陰の利用、遊具での使用時間など丁寧な熱中対策で保育にあたりました。午後は縦割り保育を中心に取り組んでいます。

 主に園庭を中心にホールあそび、水遊び、室内遊びなど多様な遊びを準備し、戸外では直射日光を避けることと、園庭の日陰を利用した水遊び・遊具あそび、ホールでは冷房を効かせて適温と水の補給などに注意しながらの室内遊びの取り組みでした。

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 夏休みの預かりで子どもたちが一番楽しみにしたこと、楽しんだことは、日頃行けないバス遠足で、市内の大型公園へ学齢別で遊んできたことです。市内にはこんな楽しい公園がたくさんあることを学ぶ機会となり預かり保育ならではの取り組みでした。

 教師にとっては、下見を兼ねた公園あそびともなり、他の学年や他の在園の子どもたちにも体験させてやりたいとの思いが募りました。出掛けた公園は主に、ふれあいの森公園、紅葉山公園、月寒公園、伏古公園などでした。

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 今年の預かり保育はまん延防止下の中で感染者を出さないよう保育のために身体面では、こどもが自然に分散できるような環境づくりを工夫したこと、それは2学期の保育に通ずる取り組みです。精神面では、距離が近づくように共感的なかかわりを大切にする取り組みでした。(最近の写真、第一公園で木登り遊び、伏古公園)

2021-08-08

「2021夏のおまつりごっこ」無事終える!~子育て支援活動を止めないために子ども園は存在する!!~

地域の関係者・保護者の皆さんへ
幼稚園型認定子ども園 新琴似幼稚園園長
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 新型コロナウイルスの影響を受けて、園での教育・保育活動、子育て支援活動を自粛する機会が多くなりつつあります。しかし、当園は子ども達の体験・経験や学びを止めないために、園ではコロナ対策を丁寧に行うことでこれまで同様にいろいろ工夫を考えながら、諸活動をより良い形で継続し行うことは可能だと考えております。

 1学期の「2021わくわくレク」の取り組みも、次いで今回開催した夏休みの「2021夏のおまつりごっこ」も、短い時間のふれあい交流の集いの場ではありましたが、子ども達、保護者の協力を得ながら好評のうちに無事終了することができましたことに感謝申し上げます。何よりも楽しみにしていた子供達にとって「おまつりごっこ」の取り組みは最善の利益に叶ったものと考えております。

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 一昨年(2019年度)までは子育て支援事業(地域ふれあい交流会:七夕まつり)の一環として、地域の未就園児(0~3歳児)を対象に園開放事業として、また、地域の子供達、老人、関係者などとの交流を深めることをねらいに小学生、中学生、高校生、老人クラブ、子育てボランティアサークルなどの方々にも広く参加を呼びかけボランティア活動、地域の子育て支援推進の拠点として、地域との連帯と交流を深める機会としてきました。

 しかし残念ことに昨年からのコロナ禍で参加児に制約が必要となり、やむを得ず、今回は在園児とその家族2名の参加の「おまつりごっこ」しかも低学年から15分間隔という短時間での分散式でのふれあい交流の場と限定されることになりました。昨年は休園、緊急事態宣言など教育・保育活動をはじめ子育て支援活動(地域ふれあい交流)はほとんど出来ませんでした。ここに、子どもの育ち、地域とのつながり、子育て支援などをどう保障していくかは園の運営にとって喫緊の課題となっています。この課題をどう解決するのかはまさに、子ども園の存在意義が問われるところです。

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 今、北海道・札幌はオリンピック会場の一つとして開催地となり、応援観戦は自宅にて要請され、不要不急の中にあります。子どもを持つ家族や子どもたちにとって、まん延防止措置期間中どう過ごして行くかが一番大きな悩みの問題となっています。今の時期は子どもの育ちにとって厳しい環境の中にあって、貴重な夏休みの生活期間をどう過ごすかは家庭の保育の問題となると同時に園の保育の問題とも繋がっております。

 コロナ禍により地域での交流の場が極端に少なくなっています。それは、地域のイベントが軒並み中止・延期となり、例年地域で開催する町内の夏祭りやいろいろな行事が軒並み中止・中断されたまま、公的機関(図書館、体育館)等も休館状態となり、地域の子どもたちの生活、遊び場も狭く閉じ込められる傾向になっています。

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 子どもたちに夏の地域文化体験(地域七夕まつり、盆踊り、神社祭等)の機会も少なくなり、文化活動の経験が希薄となり、最後の子育て支援の担い手としての拠点である施設「子ども園」としての使命が今こそ求められているのではないでしょうか。その子育て支援の役割を担いつつ、感染防止対策を丁寧に行い、子ども達の育ちのために、工夫をしながら今後も活動を行なうことが必要となって来ます。

 子ども園では2学期に向けてコロナ禍でもできる様々な取り組みと展望を切り拓いて行きたいと考えております。皆様のご理解とご協力ご支援を今後共よろしくお願い申し上げます。

2021-07-31

夏休みは子どもに水遊びの楽しさと水の大切さを伝えよう!

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 園では夏休みに入る直前まで天気のいい日には、子ども達に水と関わる遊び「水遊び」に取り組んできました。休みに入って連日真夏日が続いており、園での預かり保育では水と関わる遊びを中心に進めています。濡れても、汚れても、気にせずに、思う存分遊べるのが良いところです。

 一方、家庭で過ごす子どもたちの過ごし方が大変気になるところです。連日30度を超える気温と高い湿度の中で、戸外での遊びには注意が必要となってきます。

 園での保育、家庭での保育で注意することは熱中症対策があります。お部屋で閉じこもりがちにならないように、時々郊外へ連れ出すこともあるかもしれませんが、コロナ禍の中で「まん延防止措置」が再発令され、子どもたちの行き場、遊び場がさらに狭くなりそうになっています。発令は8月2日(月)~8月31日(火)までの適用期間とされて、家庭での生活にさらに抑制が加わることに心配しています。

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 このような状況の中にあっても家庭保育で取り組んで頂きたいのが、お家での水遊びです。「水」は生活に欠かせない大切な資源ですが、今、コロナ禍においては、感染予防のために手を洗い、飲料水として命を支える大切なものでもあります。

 ところが、子どもにとっては「大切なもの」という先に魅力的な遊びの対象のように感じられます。家庭保育での水遊びを一度試して頂ければ有難いです。

 園の夏休みでの預かり保育では毎日欠かさず「水遊び」に取り組んでいます。水の感触、水が引き起こす変化を家庭でも取り組んで頂きたいと思っております。当園では「水遊び=プール遊び」という固定観念を排し子どもたちが気候に応じて、水といい出会いが出来るように環境構成して行きます。

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 2学期からはどんな水との関るあそびが用意されるのでしょうか。水遊びは生活の基礎となる感覚的な体験・経験を豊富に与えれくれます。心の安息と集中力を与えます。開放感を与えてくれます。全身で心地よさを感じることが出来ます。

 一方、日本はみず穂の国と言われていますが、水が豊富とは言え水道水をふんだんにつかってよいのだろうかというお思いもあります。存分に水を使う体験は大切ですが、持続可能な社会を見据える観点から園全体で生活場面での節水や子どもと共に適量を考える機会と考えることも資源としての水についても考える良い機会となります。

 今、夏休みの預かり保育での子どもたちは水の感触や水が引き起こす変化を楽しんでいます。

2021-07-18

地域関係者の皆様、保護者の皆様へ                    

1学期を終えるにあたって
認定こども園新琴似幼稚園 園長
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 長引くコロナ禍で不安を抱えながらも地域の皆様、関係者の皆様、保護者の皆様には園運営にあたり、多大なご支援とご協力を頂き感謝申し上げます。本園は今日まで一貫して、コロナ禍にあっても幼児期の発達保障の理念と1人ひとりを大切にするという全人格教育・保育の実現をめざして取り組んでおります。

 令和3年度(2021年度)の幼稚園型認定こども園の1学期が7月20日(火)で一つの節目を迎えます。園の幼稚園部では夏期休業に入りますが、引き続き夏休み預かり保育と保育部では保育が継続されて行きます。

 4月1日(木)から始まった73日間のコロナ禍の中で教育・保育の現場では試行錯誤の実践が続いてきました。1学期前半は午前保育で家庭保育の協力を頂き、後半からは平常保育に戻しました。

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 昨年の園運営の反省からコロナ禍であっても、魅力にあふれる豊かな子ども園をどう作るかが今年度の大きな課題となっています。この顕在化している課題を1学期で一歩でも進めることが出来ているものと考えております。

 これまでの行事のあり方を再考したり、オンラインツールを活用したりして、柔軟に対応してきたことです。ただ、ICTの導入により日常業務の効率化が、まだ始まったばかりでもあり今後の保育の質の向上にどう寄与できるかは課題となって行きます。

 また、地域関係者、保護者とのコミュニケーションの課題があります。コロナ禍で園への必要な保護者との連携、自由な出入り、PTA活動、地域ボランティア活動等の制限で孤立しやすい状況にあるため新しいコミュニケーションの形を構築することも課題となります。

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 この1学期からいろいろな課題が見えてきました。2学期・3学期に向けてそれらの課題を乗り越えて行きます。これまでも、これからもコロナ禍における教育・保育は「学び」を止めない!という強い思いをもって取り組んで行きます。

 身体面では、子どもたちが自然に分散できるような環境構成に配慮しながら、精神面で距離が近づくような共感的な関りを大切にしながら、保護者と子どもとの信頼関係をさらに構築して行きたいと願っています。

 20日(火)より夏休みに入りますが、ご家庭に置かれましては、子どもたちの生活リズムをくずすことのないよう、しっかりと見守っていただき、夏でなければ出来ない経験を可能な限り楽しませて頂きたいと思います。

 全員が元気に2学期を迎えられるますようお願い致します。なお、幼稚園だより・学級だよりをご覧いただきますようお願い申し上げます。

2021-07-09

楽しさ広げる共同描画活動(年中)~大きな紙にみんなで「ぞうさん」描こう!~

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 年中組が楽しみにしている「円山動物園遠足」が近づきました。

 動物園では時間の関係上重点観察を考えて学級ごとで行動します。事前にゾウ、ライオンを中心に、さらに各クラス独自で子どもたちの要望の強い動物2,3加え観察、見学することになります。

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 「ゾウ」についてはビックサイエンス(4月)でテーマ「ぞうの親子、大きいぞう」保育教材として取り組んで来たもので、実物体験見学によってさらに身近な存在の動物となることでしょう。事前の学びとしての「ぞう」の共同描画活動を実践し実像のイメージをさらに膨らませております。

 子どもたちにとって動物園遠足は大変楽しみにしているものですが、動物園で出会う動物のイメージを事前に膨らませて共同描画活動に取り組むことも楽しみなものです。私たちの園では一人1枚の紙に描くだけでなく、大きな紙に友だちと一緒に描く実践も取り組まれます。広い意味での「共同画」です。

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 ゾウというテーマを掲げていますが、役割分担して描くような意図的な共同画ではありません。大きな紙にみんなで、その場を共有して描くことは、一人で1枚の紙に描くのとは違った楽しさがあります。

 動物園見学を前に、大きな紙にみんなで共通の体験を描くことは、一人ひとりの言葉が、他の子どもたちに反響し、次々と子どもの共感が広がり、一人で1枚の紙に描くよりもイメージの世界が広がり、発展して行きます。

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 年中組は1学期の締めくくりとしても、学級ごとで共同描画活動に取り組むと同時に動物園遠足に繋げることで、体験したことが子どもたちの共通の思い出として心に中に残っていくことでしょう。

2021-07-04

7月に取り組もう!~子どもの育ちを保障する園行事を!~

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 7月を迎え、緊急事態宣言からまん延防止期間に入り感染拡大も減少傾向にあります。この先まだまだ油断できない状況にはありますが、感染防止にはしっかり対応して保育運営に当たっております。

 園では4月から家庭保育の協力と理解を得ながら前半は午前保育を運営、後半は平常保育に切り替えることで保育の前進を計って来ました。1学期も、残り10日余りとなりましたが、泣いて登園する子どもも見当たりません。おはようのごあいさつも不安な様子で言っていた子供も、今では溌溂と元気に言えるようになりました。友達の名前を呼び合い、上の子は下の子を優しく言葉がけをする場面もあちらこちらに見られます、一緒に仲よく遊ぶ姿があちらこちらで沢山見かけます。

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 園生活も一段と活発になってきました。園庭では虫探し、砂遊び、泥あそび、三輪車あそび、サッカーあそび、鉄棒遊び、遊具あそび、水あそびなど、朝・昼の自由遊びではにぎやかな子どもたちの姿が見られ、園庭が賑わっています。4,5、6月の園だより、学級通信から読み取ると、楽しみにしていた、たくさんの園行事・教育活動がコロナ禍の中にあっても、子どもたちの諸行事・教育活動は途切れることなく、工夫を凝らした保育計画がを立てられ意欲的な取り組を教師たちは挑戦しています。

 この中でも6月の行事の見直しにより「わくわくレク2021」は、これからの園行事のあり方の新しい取り組みの第一歩と位置付けることが出来ます。コロナ禍でも保護者が園行事に直接参加できない状況にあっても、ライブ配信や録画配信によって「リアルな子どもの育ち」を観て頂くことで、家庭との連携・繋がりを作る機会とすることができました。まだまだいろいろな課題を残していますが、今後も園行事のあり方を模索して行きたいと考えております。

 さて、これからの北海道・札幌は1年中で一番いい季節になり暑さも加わって来ます。園舎・園庭は神社の境内に隣接し、森林(楡、イチョウ、松、プラタナス等)に囲まれ恵まれた環境の良いところで、子どもたちは身体いっぱい遊び込んだ生活を繰り広げています。園庭の花壇やプランタンには、色とりどりの花が咲き誇り、子どもたちの生活に潤いと安らぎを与えてくれます。

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 7月は徐々に気温が上がり、短い夏がすぐそこまでやってきました。子どもたちの活動はより活発になっています。7月に延期していた年中・年長のプール教室がやっと始まりました。魚が水を得たように喜んでいる子供たちです。最年少・年少も水あそびが用意されています。子どもたちは本当に水遊びが大好きです。友達との触れ合いが持てる良い機会となり、水遊びの計画は天気に合わせて立てられています。水遊びは子どもたちの楽しい笑顔の場所、教師・保育者にとっては衣服の着脱、体の清潔など、自分でできるよう促し、また、パンツ、シャツ等の下着類には名前があるか、友達のものと間違える子がいないかなど細かい配慮と指導が必要となります。

 7月の新しい園行事の第2弾は年長児対象の「夜のお楽しみ会」の取り組みです。年長の子どもたちにとって幼稚園生活の思い出作りであり、1学期、締めくくりとなる年長児のための園行事となります。

2021-06-25

わくわくレク2021開催!~生き生きと楽しく過ごせた学年分散30分保育行事へ~

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 コロナ禍の教育・保育現場では新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、従来の教育・保育の見直しが迫られ、保育現場に戸惑いが生じる状況等が多々ありますが、この現状下でどうしたら子どもたちの育ちを支えて行くことが出来るか、大きな課題を抱いていました。

 これまで時間を掛け、職員の間で話し合ってきました。創立以来、園では6月には運動会という3大行事(運動会・発表会・音楽会)が行なわれてきました。しかしコロナ禍で行事のありかた、つまり抜本的な見直しに迫られたのです。ただ感染防止のため「3密」になるから行事を中止、延期、縮小・廃止するのではなく、そもそも園の行事は何のために実施していたのか、これまで通りのやり方を続けてよいのか・・など根本的な意義について話し合いが続いてきました。

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 今回、ウイズコロナ・アフターコロナ禍の第一歩として新しい行事の開催の運びとなりました。これがわくわくレク2021の保育実践です。例年は小学校のグランドを借用してご家族の参加で大運動会を開催して来ました。従来の運動会は保護者に見せる、観て貰う、立派な姿を観て貰う等そのために沢山の練習とそのための準備に多くの時間を割いてきました。そして学年集団づくりに大方の目が注がれ、一人一人の個性や持ち味に関心を寄せることが少なかったように感じます。

 わくわくレク2021の本当のねらいは「立派な姿を」見せるのではなく「リアルな子どもたちの姿」を伝え、子どもの意欲・自主性・主体性を育む教育・保育の実践です。そして保護者との新しいコミュニケーションを取る手段としてオンラインツール(動画配信)で子どもの姿を理解して頂く機会としたことです。

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 今、保護者は園に出向く機会が少なく、親同士の交流が少ない現状から輪を作る(繋がる)・和を作る(わくわくレク2021)の意味も込めているように捉えます。保護者が孤立することなく園として子育て支援の必要性も意味を込めて取り組んでいると考えます。

 わくわくレク2021は子どもたちが園庭で身体をのびのびと動かすことを楽しみ、体操や競技に友達と楽しく参加することが教師のねらいです。恵まれた天気の下で、子どもたちは元気いっぱいに振舞、多くの子どもたちは満足そうに楽しんでいる姿が見られていました。

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終始笑顔を絶やさず意欲的に取り組む多くの子どもたちの姿がそこにあり、このレクは80%成功だったと過大評価(保育に成功や失敗はありませんが)しています。もちろん今後の課題があり承知の上でいくつかの反省を残しております。

 無事終了したことを園から皆様にお伝えします。保護者、関係者、地域の皆様のご協力に感謝申し上げます。

2021-06-23

コロナ禍の今だからこそリアルな体験活動を!~年長地引網体験活動から考えること~

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 令和3年度の教育・保育計画は昨年の経験知を踏まえ、各諸活動は試行錯誤しながら実践に踏み出しております。コロナ禍のなかで諸行事をどう展開して行くかは、様々な困難や制約がありますが、一つずつ課題をクリアして行きたいと考えております。コロナ禍にあっても子どもの学び・育ちをどう支え、どう発達保障していくかは,私たちのこれからの重要な実践課題となります。

 早速、今年度実施予定としていた5月の年長地引き網体験は当日波が高いことで延期となっていましたが、6月になって札幌市のまん延防止期間中ではありましたが、石狩市の協力を得て無事実施するができました。昨年の年長組はコロナ感染予防の真っ只中のため中止となっていただけに、今年度はコロナ禍にあっても、これまでの経験を踏まえ可能な予防策を講じながら実施することにし無事終了することが出来ました。

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 楽しみにしていた年長の子どもたちにとって代えがたい貴重な体験が出来ました。そして思いがけないたくさんの魚が地引網に掛かり大喜びでした。みんなで力を合わせた結果、網には大量のチカが入りその中にウグイ、カレイ、八角、フグ、カニなどたくさんの種類の魚も入り混じっていました。子どもたちは喜び勇んで手にして喜び合っていました。

 この行事は地域の海、魚、川、河、石狩の砂浜などの自然の恵みと大切さを認識すると同時に食育や命の大切さを学ぶ機会となりました。そしてみんなで力を合わせて物事を成し遂げる大切さと人の繋がりの大切さを学ぶことにもなります。

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 コロナ禍でとかく、お家に閉じ込められがちな毎日、環境から解放させ、大きな海原に出掛け「リアルな育ち」に良い影響を与えるものと考えます。「獲れたたくさんの魚」を年中組さんにもとお土産に持ち帰ってもらいました。

 年長組さん・年中組さん!お家ではどんなお話が出来るのかな?

 どんな料理がされたのかな?先生たちにも聞かせてくれるのが楽しみですよ。教えてください!待っているよ!

 年長さん!お魚さんの夢でも見たら教えてね。

 今日は楽しかった地引網体験でしたね、お家で何か話題が上がるといいですね。

2021-06-21

午前保育から平常保育へ!~まん延防止等重点措置に関わる教育活動対策をさらに講じながら~

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 これまで園では5月17日(月)より感染予防対策として午前保育で運営し、6月21日(月)をもって平常保育に戻しました。予定していた諸行事・諸活動は、今後いろいろと工夫を凝らしながら可能な限り実施して行きたいと考えております。

 これまで全道・札幌市を中心に感染拡大が続き、園の保護者・ご家族関係者にも感染の予兆を知らせるような事例が報告され、接触感染等で幼児を自宅待機でお願いする多々ケースも起こりました。このような状況の中で感染予防のための対策として早急に対応する必要がありました。

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 コロナ禍にあっても実質4時間の保育を保障することを最優先に、そして感染対策として園舎内は園児が密にならないように、給食時間はご家庭に協力を願いし、園では園庭保育、戸外保育を中心にコロナ禍における保育を実践することに致しました。身体面では、子どもたちが自然に分散できるような環境づくりを工夫して取り組み、精神面では、距離が近づくよう、共感的な関りを大切にした取り組みとなりました。

 北海道は、5月16日(日)緊急事態宣言が発令されてから今日で、39日が経過しました。この間、北海道は5月21日過去最多726人うち札幌(426)という新規感染者数が記録されました。6月1日緊急事態宣言がさらに延長され20日までとなっていましたが、北海道を含む7都道府県は感染者数の減少・医療状況等を勘案して6月21日(月)より、まん延防止措置に移行し7月11日(日)まで適用されることになりました。

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 6月13日より北海道・札幌とも約2か月ぶりに100人を下回り、それ以降札幌では50名を下回るようになり、今のところ安堵しているところですが、5波の到来がないよう願うのみです。道民・市民の大方の人々が感染予防対策の最後の決め手として積極的にワクチン接種にご参加ご協力して、一刻も早期に感染防止・予防に効力が表れ、科学・医学の力が発揮できることを願うばかりです。

 私たち保育者はコロナ禍にあってもいつも以上に子どもたちに対する精神的なケアに力を入れて行かなければならないと思っております。生活様式では「ソーシャル・デスタンス」として人同士の距離間を保とうとしています。

 しかし幼児は教師とにくっつくことで精神的な安定をえるものです。物理的な距離を生じやすい今だからこそ、精神的な距離を近づけて、幼児に対する共感的なふれあいや言葉かけをして行かなければと思っております。

2021-06-16

屯田防風林へ散策と虫探し(年長)~野外での「しぜん」教材保育の取り組み~ 

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 草木がどんどん成長する季節です。生き物も活躍する時期となりました。

 北海道・札幌はウイズコロナの中で、いい季節を迎えております。子どもたちはマスクを着用し、必要に応じて外し自然浴の中で幼児林間学校的なあそびの体験をしてきました。

 年長組では2016年度より月刊絵本として「しぜん」キンダーブックを使った取り組みを行っています。毎号、食べ物や科学あそび等、身の周りの自然の中からひとつのテーマについて深く掘り下げている科学絵本で、特徴として「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」をもとに編集された優れた絵本で、細部までリアルなイラストと写真が載っており、こどもも大人も楽しめる内容になっているものです。

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 毎月絵本を用いて楽しい実験・観察・見学・探索・製作・書き取り等を子どもたちと楽しみながら取り組んでいます。2021年「7月」号は「むしをつかまえよう!」「はやしにいってみよう!」ということで年長3クラスは早速虫取り網棒、採集箱などを持参して、バスで屯田防風林を散策、生き物探しに出掛けてきました。

 ここ防風林は約2.5㎞の散策路で木陰の休憩スペースも整備されており、地元(新琴似・屯田地区)の貴重な財産となっています。また、自然林を一部残しており、たくさんの生き物が生息している場所で、子どもたちも生き物探しに夢中になっていました。「くわがたむし」「ダンゴ虫」「みみず」・・など虫かごに蒐集してきました。

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 屯田防風林は平成17年、日本ウォーキング協会の「美しい日本の歩きたくなる道推薦会議で全国2422件のうちの500選に選ばれています。現在、防風林は、森林浴を兼ねた運動コースとして、朝夕、森林浴する人がたえません。また、日中にはベンチに腰を下ろし、緑を眺めたり、鳥のさえずりを聞いたり、人々のオアシスとなっています。初めて訪れた防風林で子どもたちは自然の雄大さ、豊かさ、恵みを感じる機会となりました。

 月刊絵本を通して子どもたちは読めば読むほどいろいろなことに気付き、発見する力、想像する力を膨らませ「自分でやってみよう!「自分で探してみよう!」と主体的に取り組む意欲を駆り立てる力、そして知らなかった事にたいする探求心が湧き「こんなことをしてみたい!」と意欲を高めることに繋がります。

 これからも子どもたちと楽しみながら学びを深めていくことになります。そして太陽の光をいっぱい浴びると、野菜や果物が大きくなるように、子どもたちも自然光をたくさん浴びながらより逞しく大きく成長して行くことになるでしょう。

2021-06-10

教えられるところはあたたかく~のりづけとはさみの指導について~

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 幼児が紙の製作をするとき、のりをつけることと、はさみの指導があります。本園ではこの2つの事柄についての基本的な指導実践は2歳児親子教室(ことり教室)からスタートしています。

 教育に熱心な家庭では2歳児の段階から関心を寄せています。一般に幼児が幼稚園という教育の場で基本的な技術を学ぶにあたって、保育にあたる私たちはあたたかく丁寧に個別に幼児に指導を進めてい行きます。

 のり付けの指導で「のりをつける指」の問題があります。幼稚園ではのりをつける指は「人差し指」で進めることが一般的ですが、ある研究会の実践で幼稚園と小学校の「のりづけと指」の実践例がありました。小学校では「のりは中指で」という指導が一般的です。

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 のりを中指でつける根拠はどこからきたのでしょうか。これには理由があるそうです。紙面に中指でのりをつけ、残った指で(一差し指と親指)で、紙をつまんで貼るのにたいへん便利だということらしい理由でそれ以上のことはないそうです。そう考えると幼児の場合は、まだ大人程の指の巧緻性が発達していませんから「中指のり」指導は難しく幼児段階では「人差し指」で問題はないと考えております。

 のり指導で一番大切なことは「しつけ」の問題があります。本園では「のりづけ」でしっかりと身に付けさせておくことが必要と考えております。

1)のりを付けたら、上下左右、斜め方向、特に紙の周囲まで、まんべんなく伸ばす。
2)のりをいっぱいつければつくというものではない。
3)のりをつけたら、おまじないなどを唱えてから貼らせる。

 次の課題ははさみの指導です。幼児が一番最初に出会う道具は、はさみでしょう。だからこそ、少々高くてもよく切れる、持ちやすい道具を与えてやることが大切と考え、一昨年から持ちやすく、軽くて、より切れやすいはさみに転換しています。

 本園では2歳児(ことり教室)から使うことが出来ますが、2歳児は保護者・教師が使い方を示しますが、本格的には満3歳児からの指導となります。最初は‘テープ切り‘から始めます。また、紙テープ(画用紙をテープ状に切ったもの)を横にして、はさみの口を大きく開け、まっすぐストンと切り落とすことから始めます。

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 次は‘直線切り‘で、はさみの口を大きく開けて切り込み、刃先がパチンと合うちょっと前にはさみを少し前進させ、また大きく口をあけ‥‥という具合に繰り返して、切り進む練習です。

 最後に自由な曲線切り、特に円の切り方です。これは、はさみを固定しておいて、紙の方を回して切る「こつ」を練習で覚えることです。これも紙製作の取り組みの中で個別に丁寧に指導することが必要となります。はさみ指導は根気づよく指導することにつきます。(左利き、右利きの指導もあります)

 のり指導にしてもはさみ指導にしても子どもとどう楽しく、温かく指導するように心掛けるかが決めてとなるのではないでしょうか。幼稚園教育の造形活動は幼児の楽しい時間となるために無視できない道具としての「のり」「はさみ」について改めて抑えておきたい保育の技術指導です。

 本園は現在、多くの教育実習生を迎い入れ指導に当たっているところですが、教師にとっても、この機会に改めて技術指導を見直すことになっています。

2021-06-04

幼稚園教育を魅力あるものにするために~「めざましあそび」の実践のねらい~

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 現代社会は大きく目まぐるしい時代を迎えています。100年に一度と言われる程の世界的に新型コロナ感染症に襲われています。

 コロナ禍により私たちの生活全般、いや人生観そのものまでが根低から問い直されようとしています。この目まぐるしい変革の時代にこれからの幼稚園教育(幼児教育・保育)の新しい在り方が求められています。

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今日、「幼児期に育てたい力」を子どもたちが十分に発揮することができるようになるためには、少なくとも次の資質・能力をを身に付けることが是非必要です。その一つは、あそびや生活の中で、豊かな体験を通して、何を感じたり、何に気付いたり、何がわかったり、何が出来るようなるかということ。それは物事に意欲的に取り組み、主体的に自ら考え、自ら学ぶことのできる自立性と対話的な学びであり、もう一つは社会生活に必要な倫理感と人権と権利意識を備え、他人を思いやり他人と協調していく豊かな人間性と社会性です。

 このような観点から本園は伝統的な教育方法から脱却して、人間としての実践力を育む能動的な活動を取り入れた教育形態を取り入れています。その一つが「めざましあそび」の実践であります。

 めざまし教育学はジャン・ピアジェ(1896~1980)スイスの心理学者によって体系化され、今日の発展と潮流に繋がっています。「めざまし教育」とは、子どもが体験活動を通して、身近な自然環境、社会環境および自分自身に眼を開いていくと同時に日本・世界文化、芸術などの表現活動を通して、知性と感性を研ぎ澄ましていく遊びを通しての総合的な学習です。

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 このようにあそび体験を通しての総合的な学習理念を具体化した活動が「めざましあそび」です。「めざましあそび」では、幼児が課題に対して知的好奇心を向けつつ主体的に取り組み、いろいろな工夫して解決することにより、知る喜びや出来る楽しみを味わいます。

 2つ目は「めざましあそび」では幼児が自分自身の発想に立脚しながら、感覚運動的な活動やイメージを豊富に用いて、実感のこもった活動や創意豊かな活動を展開して行きます。

 3つ目としては幼児たちがそれぞれの個性を思う存分発揮するため、保育者は一人ひとりの子どもの特性を看取るための手がかりを豊富に得ることが出来ます。

 4つ目はめざましあそびでは自分一人で進めていく活動だけではなく、友だちと関わる活動を重視します。

 最後にめざましあそびは、幼児が規則というものの意味やその在り方を、ゲームの活動を通して理解し、規則尊重の精神を発達させることになって行くのです。

 このように「めざましあそび」は本園の魅力ある園づくりの特色の一つとして10数年の実践を積み重ねています。この活動を通して子どもたちは保育者に強い信頼感を抱くようになり、安心してそのあそびをすすめることができるのです。

2021-06-01

コロナ禍で安全・安心できる環境づくりを!

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 昨年来の新型コロナウイルスの侵襲により、私たちの安全・安心な生活環境が脅かされ、子どもたちとその家族の生活が一変しています。誰もが心身の状況、社会的な状況がこれまでにはない不安と不安定さをもたらしています。

 特に北海道・札幌は依然感染拡大の様相を呈しており油断の出来ない状況にあります。特定地域重点区域として、さらに6月20日まで緊急事態宣言が延長されています。引き続き、感染防止に務めておりますが、幼児教育・保育を進める上で、できる事は何かを模索しながら、さらに工夫を凝らしながら進めなければと考えております。

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 現在、園では在園児の約1割の方が事前に感染予防のため好意的に休ませ、ご協力を頂いているところです。今後も午前保育を継続し「3密」をできる限り回避した保育、環境に配慮した保育を取り組んで行きたいと考えております。

 私たちが一番大切に考えていることは子どもの安全と安心して過ごせる環境づくりです。それが子どもたちの園生活を守ることになり、教育・保育の学びを止めない事に繋がります。

 今、コロナ禍で依然直面しているのが保護者との関係づくりが課題となっています。家庭を支援していくうえで、一番危惧しているのは、コロナ禍により保護者との関係づくりがしにくい状況にあることです。そこで本園では関係づくりの努力をいろいろな工夫と形態を構築して取り組んで行くことになります。

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 これからの園諸行事、保育参観、親子遠足、個別懇談、PTA活動等が主な取り組みとなります。午前保育が続く中、お家時間が長くなって子どもの生活リズムがどう変わってきたのか、保護者は子どもとどう過ごしているのかなど園として確りと押さえながら、子どもの発達保障つまり子どものより良い育ちについて保護者と一緒に考えていくことが今後必要となってくるのではないでしょうか。

 日頃から困った時に相談できるような関係づくりが必要と考えております。

2021-05-18

本園の菜園づくりのねらい~食育の取り組みについて~

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 豊かな食生活が約束される時代はすでに終わりを告げています。食をめぐる現状と課題を考える時、地球全体でSDGs(持続可能な開発目標)の実現を目指していく時代となっています。

 教育・保育の現場にいる私たちは子どもたちを育む上で、子どもたちの未来に対して責任ある保育環境づくりを進めることが重要です。食生活の習慣病、高齢化、暮らしの変化、農山漁村の高齢化と減少、食料の自給率低下、地球規模の気象異常の顕在化、都市の食品ロス、食文化の衰退などどれも大変な課題を抱えています。さらに、新型コロナによる食生活の変動、海洋資源の乱獲・・本当に大変な食育時代を過ごしているのです。このような環境の中で子どもたちを育む保育現場の役割は増々重要となっています。

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 本園で十数年に亘って取り組んで来た農園づくり(菜園づくり)は保育の現場で何をねらいとしているのでしょうか。それは保育者と子どもたちと菜園づくりを通して「食育」を進めることにあります。全園児で「ジャガイモ」(男爵、メークイン)を植え収穫すること、収穫した物をクッキングすること、地産の「新琴似大根」を植え収穫し家に持ち帰って食卓で話題にすること、また園の職員が育てた「スイカ」、子どもたちが育てた「ミニトマト」「枝豆」などを科学教材として使用して保育に活かして行きます。

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 また、本園は菜園づくりだけでなく、海の幸「お魚」について関心を持ってもらうため「地引網」体験を通して、食卓に上がるお魚のこと、生き物としてのお魚についても学びます。このように食育としての「お魚」に関心を寄せると同時に生物としての「魚類」に関心を寄せる機会ともなります。

 小学校での理科教育の基礎・基本の概念形成に寄与することになるでしょう。その他にも食育としてブドウ園へ「秋のぶどう狩り」、月刊誌「自然」「サイエンス」など食に関わる食品づくり(アイスづくりなど)で食についての興味を持てるよういろいろな体験を保育の中で取り組んでいるところです。

2021-05-05

子どもの日に寄せて  

コロナ禍にあっても、この難局を乗り越え、子どもの心に「意欲」と「思いやり」を育てよう!
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 2021年5月5日(水)子供の日を迎えました。

 私たち教職員は、こどもの日を心からお祝いしたいと思っておりますが、今、心からそれが出来ない現状であることに、非常に苦悶しております。今、子どもたちにとって余りに厳しい環境にあるからです。子どもの生命線「遊び」が制約を受け、自主的で自由な活動が断たれる傾向にあります。

 しかし、100年に一度と考えられるコロナ禍、この艱難難局を、たくさんの地域の方々の助けを受けながら、ご家族みんなで乗り超えて行くことが、今こそ必要となっています。この難局を大切な人生体験期と肯定的に考えて行きたいと思います。

 新型コロナウイルス感染の波が次から次と押し寄せ、官民挙げての対策も中々功を呈さずに2年目を迎えています。目下、ワクチンの接種の進行を期待しながら、第4波に遭遇している現状をどう打開して行くか、課題を抱えている私たちです。私たちの住む北海道・札幌は感染拡大の兆候が日々増加に転じており穏やかではありません。ウイズコロナ・アフターコロナにどう対応してこの難局を乗り越えて行くか、行けるか、また新たなチャレンジが必要となってきました。

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 翻って、昨年のコロナ対策が蘇っております。コロナ禍で想定外のスタートとなり、休園、分散卒園式・入園式・始業式・朝の集会・分散保育・分散行事等、また生活様式の遵守など生活行動に制約が掛かりました。さらに子どもたちに何を保育するのかではなく、何が出来るようになるか試行錯誤が始まりました。コロナの混乱の中でICTの活用を保育の中に導入し、これがこどもの幸せにつながると考え、導入に踏み切りました。動画配信、アプリ設定など必要となれば今後も最大限教育・保育に活かして行きたいと思っております。

 昨年のコロナ対策を模索する中でどう生きて行くか、生き抜くかの資質能力についても問われました。そして未来に生きる子どもたちの教育・保育についても今後さらに考えて行きます。今後4波の到来と緊急事態宣言があるとしても、全園一斉の休園処置は出来る限り避けたいと考えております。昨年と同じ轍を踏ないように、園運営に当って行きたいと考えております。

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 最後の結びにあたり表題について一言付して置きたいと思います。本園の教育理念である「全人格教育」について簡単にまとめると子どもの人格形成はこれまでの研究で明らかなように一つは「三つ子の魂、百までも」二つ目は「意欲」三つ目は「思いやり」の心です。

 これらは教育基本法の第1条(教育の目的)教育は、人格の完成を目指し平和的な国家及び社会の形成者として、真理と正義を愛し、個人の価値をたっとび、勤労と責任を重んじ、自主的精神に充ちた心身とともに健康な国民の育成を期して行わればならない。第2条(教育方針)教育の目的は、あらゆる機会に、あらゆる場所において実現されなければならない。この目的を達成するためには、学問の自由を尊重し、実生活に則し、自発的な精神を養い、自他の敬愛と協力によって、文化の創造と発展に貢献するように努めなければならない。・・とあります。

 本園の教育理念・方針は憲法に基づく教育基本法・学校教育法・私立学校法に基づいているのです。コロナ禍にあっても教育の基本を踏み外すことなく教育・保育の運営を進めて行きたいと考えております。保護者の皆様、関係者、地域の皆様のご理解とご協力、ご支援を今後共宜しくお願い申し上げます。

2021.5.5 新琴似幼稚園 園長

2021-04-25

もうすぐ子どもの日~感染予防に気を付け元気に過ごして行きましょう!~

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 園庭の鯉のぼりが元気よく風になびいています。もうすぐ5月5日、子どもの日が来ます。

 「こい」はとても元気な魚です。今年はいつもより早く、先生たちは子どもたちが「こい」のように元気で育つようにと、鯉のぼりを飾っています。

 4月8日(木)始業式から4月22日(木)まで15日間が流れました。この間、入園式があり、学級記念写真撮り、子供たちとの学級組織づくり等、先生たちは忙しい毎日です。

 9日間の慣らし保育を終えて、4月22日(金)から平常保育(午後保育)に入りました。年長・年中の新学級は個別の組み換えでできたものです。最年少(満3歳児)学級は誕生日を迎えて随時入園してきます。途中で2部編成クラスとなる予定です。年少(3歳児)学級は3学級で構成され、その約半数は子育て支援事業:ことり教室(2歳児親子教室)から継続就園してきた子供たちです。

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 最近は開放事業(ぴよぴよ広場0~3歳児)の園開放、未就園児教室(ことり教室)の2歳児幼児教育の推進により、入園してくる子どもたちは園の体験を積み、園生活に定着し易い状況にあります。従ってほぼ2週目で学級活動、教育・保育活動に一定目途が立ち、進めることができると感じております。早期の乳幼児教育の成果と見ております。

 表題に挙げた「子どもの日」に向けた各学年の取り組み、取り分け満3歳児、3歳児にとっては幼稚園生活の本格的な始まりです。健やかな子どもの成長を願う「子どもの日」は、日本古来からの楽しい行事の一つです。子どもの日に向けて、園庭には鯉のぼりを吹き流して、園内には5月人形を飾り、各学年、学級では鯉のぼりの製作、壁画、鯉のぼり・カブト製作、鯉のぼりの歌などで喜び合いお祝いします。

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 このように入園、進級してから、まだ日が浅いことを十分に考慮したカリキュラムとなってるのです。ここで話を終えるにあたって、札幌市を中心にコロナウイルス感染者(変異ウイルス)が増加傾向にあります。鯉のぼりの5色の吹き流しは魔除けのいみがあります。そして昔は戦いに勝ちますようにというお守りの旗だったのだそうです。

 地域のみなさん!関係者の皆さん!保護者のみんなさん!くれぐれも感染予防に十分気を配りながら過ごして行きましょう。子どもたちのためにも・・

2021-04-22

子どもたちの楽しい園~これがこども園、それが幼稚園~

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キンダーガーデン(Kindergarten).

ドイツ語で幼稚園をこう呼びます。私たちは、子ども園の幼稚園は「キンダーガーデン」の名にふさわしい”子どものための楽しい庭″でありたいと思っています。

子どもにとって楽しいことって何でしょうか?、それは、いろいろな子どもたちが仲良く暮らすことではないでしょうか。そして、お父さんやお母さん、園の先生たちが一緒に楽しむ事が出来たら最高です。

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しかし今は、存分に楽しむ環境に残念ながらありません。それは大きな環境変化つまり、コロナ禍の問題があります。しかし、だからこそ、暫らくこの難局をみんなで知恵を出し、力を合わせどう乗り越えて行くかの大切な命題があります。

この環境にあっても私たちは、子どもたちの学びの育ちを止める訳にはいけません。子ども園・幼稚園教育・保育の重要性と役割が一層必要となっています。

昨年1年間のコロナ対策と経験を踏まえ、令和3年度の園運営・クラス運営方針は進められております。最年少(満3歳児クラス)カリキュラム(教育課程)のねらいは「保育者と関わりながら、安定した園生活を過ごす」年少カリキュラムのねらいは「楽しい幼稚園、基本的生活習慣を身に付ける」年中のねらいは「基本的生活習慣を身に付ける」年長のねらいは「楽しい幼稚園」となっています。

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新年度は担任教師にとって園の運営方針に基づき、クラス運営方針を立てることに全精力を注いでいます。園の令和3年度の運営方針は「コロナと共により良い教育・保育をめざして」とあります。新しい保育環境の中で協働性を発揮しつつ子供たちの安全・育ちを保障しつつ、同時に保育者自身のケアも考えながら運営してことが必要となっております。

新年度を迎えどの教師も「こうやったらできる」「いつもと違うこんな力が育っいる」と見つめる眼差しをもってウイズコロナ・アフターコロナの教育・保育に期待を抱いています。この1年、「好きな楽しい遊びがあったり、昨日の続きの遊びが出来る」「子どもが考えたり工夫したりできる」「幼稚園の時しかできないことをできるだけ沢山体験・経験できる」そんな幼稚園の1年でありたいと考えています。

2021-04-11

第56回入園式無事終了!~ようこそ幼稚園へ明るく元気なお子様に!~

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 2021年度、第56回入園式は早朝から小雪が降るような寒い朝を迎えていましたが、式が始まるころには天気も回復して入園式に相応しい一日となりました。

 新年少3クラス72名全員が分散で参加し、無事終了することが出来ました。保護者2名、子ども1名という制約の家族構成で参列、20分程度の時間を園内ホールで過ごすことができた式典でした。3歳児にとっては緊張気味の短縮時間でありましたが、式の始まる前に歓迎の歌やペープサートで心を解きながら園長先生のお祝いの話がありました。全体に親の膝の上でお話を聞く姿勢はよく短時間でしたが反応は良く持ち応えることが出来ました。

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 園長先生はあいさつの冒頭で子ども達にさっそくクイズを出しました。「みんなが通う園の名前を知っていますか?」「しんことにようちえん」あちこっちから「しんことにようちえん」と嬉しい元気な声が聞こえてきました。「ピンポーン大当たり!」・・こんな話から始まりました。

 子供たちは園長先生と3つの約束をしてくれました。一つ目のお約束は、園に来たり、お家で遊んだりするときは車に注意すること、守れるかな?「は~い」!元気な返事が返ってきました。2つ目幼稚園にはたくさんの遊ぶ場所や遊ぶものがありが、みんながいっぺんに遊ぶことは出来ません。だから、お友だちに貸してあげたり、借りたりして仲よく遊ぶこと、そして園には、みんなのお兄さん、お姉さんとも仲良く遊んでください。遊べるかな?「は~い!」

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 最後に3つ目の約束を交わしました。コロナ禍についての約束ごとです。子供たちは想像以上にコロナについて理解を持っていました。なぜマスクをするのか、なぜ遊んだ後の手洗いをするのかなど家庭生活での浸透ぶりが判りました。遊んだ後の手洗い、マスク着用、保育室の換気、お部屋の3密等・・園生活のコロナ対策を先生といっしょに子供たちなりに約束ごととして加えることにしました。「お約束できるのかなあ?」「は~い!」の返事で、先生と指切りげんまんを先生と園長先生とご両親の前で約束を交わしました。

 園長先生は3つの約束を守って、元気に園に来て下さい。待ってますとお話が終わりました。子供たちにとって入園式がどういう意味であることは難しいことですが、少なくともこの日から、新琴似幼稚園のお友達になりますよってすこしでも感じられる日と受け止めてもらえればうれしい限りです。ご家庭と園の役割をしっかり果たし、明るく元気なお子様を育てることに一緒に努力することを誓う場ともなりました。

2021-04-08

新しいお友達と仲よく遊ぼう!そしてみんなで助け合おう!

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 4月8日(木)2021年度の1学期始業式を迎えました。久しぶりに会う子供たちは、目を輝かし嬉しそうです。

 今年度は短い春休みではありましたが、みんな元気そうに過ごしていたように感じられました。新年度早々、通園バスを利用する子ども達には通園改善があって喜んでもらいそうです。

 それは、コロナ感染対策の一貫として、新たにバス1台を購入し(当面は小車ボンゴ使用)配車することにより、これまで3台で運営していたものが、4台(8コース便)で運行することとなったことです。バス1台を増車した理由は、どの子にも園で一定の自由保育時間を保障すること、増車により3密を避け長時間乗車を解消すことなどのねらいがありました。また、小型バスの配置により幅広い園外保育にも活用できる期待感があります。

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 さて、今年度も感染予防のため園ホールでの始業式は30分程度の短時間でした。各3クラス学年ごと新年中組、新年長組が、間隔を開けて集合、園長先生のあいさつ、朝の歌を歌いその後、各クラスに戻りHR活動後降園となりました。

 始業式の冒頭、園長先生は子ども達にあいさつをしています。「今日から始まる1年間、感染予防をしながら、みんなでお友達や先生と楽しく遊んで行きましょう。みんなが楽しいことは、とても気持ちのいいことです。先生やお家の人の話をよく聞いて、コロナ予防に注意しながら、怪我をしたり、病気になったりすると楽しく遊ぶことが出来ません。怪我をしないように、病気にならないように、お父さん、お母さん、先生のお話をよく聞いて、元気でいてください。先生たちは毎日、元気な顔の皆さんに会えることを楽しみにしています。仲よくしてください。先生たちも頑張りますので、皆さんも1年間頑張りましょう。」と子ども達に励ましのお話がありました。

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 明日はいよいよ新入園児の入園式、新年長・新年中の子どもたちは出席しませんが、小さい子供たちの「お助けマン」として大いに活躍してくれることでしょう。

2021-04-03

令和3年度(2021年度) 認定こども園新琴似幼稚園(預かり保育)スタート!

ごあいさつ
認定こども園新琴似幼稚園園長
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 4月1日より新年度が始まりました。幼稚園から幼稚園型のこども園に転換して6年目の春を迎えております。

 ここは、子ども達を誰よりも大切にし、子どもの発達保障についてしっかりと受け止めながら、人間の幸せを心から願い、人格の形成に努め使命を持つ人達の集まりです。そして、そのための楽しい教育・保育実践が毎日続いています。

 新琴似幼稚園の「幼稚」は「若い」という意味を持ち、誇るべき素晴らしい言葉なのです。「幼稚園」でのすべての教育・保育活動には非常に高い学問的な研究と深い哲学的な思索に支えられています。幼稚園はそれをきわめてわかりやすく組み立て直し、実践に結び付けているのです。

 本園の教育視点「ピアジェのめざまし教育」「モンテッソーリ教育の子ども像」は幼稚園教育の主流であります。2020年度はコロナ禍という事態に直面し、新しい生活様式の中で1年を過ごしてきました。

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 2021年度も引き続きwithコロナ(コロナと共存する社会)での生活、教育、保育が続けられて行くことでしょう。昨年の1年間は「子どもたちの育ち・学びを止めないように」「保護者の子育て支援・環境を止めないために」「先生の仕事を止めないために」休園や分散登園自粛期間中は家庭で過ごす子供たち・保護者に向けて動画配信など新しい取り組みを進めました。HPWeb(園児向け)を活用して諸行事の配信にも取り組みました。

 withコロナの時代を迎え、昨年同様にこれまでの体験と経験を活かしながら今後も幼稚園のICT(情報通信技術)の活用は必須となります。さらにWebを活用した家庭訪問、入園説明会、園見学、入園登録、教育実習、採用人事など園の新たな試みを進めたいと考えております。

 4月8日(木)は新年度始業式、4月9日(金)第56回入園式を迎えます。今年度も地域の皆様、関係者の皆さん、保護者の皆さんのご支援とご協力を心からお願い申し上げます。園庭では、春の日差しを浴びながら「預かりの子どもたち」は新しい仲間との出会いを心待ちにしながら遊びに耽っています。


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Last-modified: 2022-03-24 (木) 21:50:37 (787d)